魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【権勢欲の正体】

2020-01-01 19:46:26 | 日本国のあり方

 権威とは、自発的に同意・服従を促すような能力や関係のこと。威嚇や武力によって強制的に同意・服従させる能力・関係である権力とは区別される。代名詞的に、特定の分野などに精通して専門的な知識を有する人などを権威者のように称することもある。
 一方、権力とは、他人を支配し従わせる力で特に国家や政府が国民に対して持っている強制力のことだとされるが、一般にある主体が相手に望まない行動を強制する能力であるともいわれる。
 権勢とは、何らかの強制力を持つ者が人を恐れさせ従わせる力をいう。

 日本国憲法では、其の前文で、
 「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者
がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この
憲法はかかる原理に基くものである。」 
 此の前文には無理がある。国政に関する権威は国民にあるとは、必然の事実では無く、此の憲法を頂く日本国を代表民主制を採る国家にする為、「国政の権威は国民に由来する」としたのである。果たして国民から政治を信託された代表者は、「国政の権威は国民に由来」すると思うだろうか?権威というものは、様々な権威付けの工夫があって衆人に認められるもので、代表者は一旦信任されて権力を握った以上、国政を恣に動かしたいと思うのは人間社会の道理であろう。


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