「春幻思い」
朝の日差しは強く
瞳の奥深い底に届き
まぶしく虚ろな思い
目覚めにまどろむ朝に
触れる手は誰と
寝顔で気付いているのか
知らぬ振りして閉じた瞳
瞼が小刻み震えて
何を問うのか恥じらいか
迷いて嘘眠り開けない瞳
いじらしく白き肩手を触れて
眠りから覚めたかと囁く
耳元そっと唇よせて
敏感な所だと甘き声
後ろからお前を抱き時も忘れ
いつまでもこのまま
いつまでも夢の中春眠
こうしていたいと思いは同化と
再びまどろみの世界へ
夢幻と誘い懐かしむ!
「懐かしき 幻を呼ぶ春幻
過ぎし憂いを 今甦る」