★★ illustration-「無題」★
「秋日」
今年の9月も昨日で終わった
今日から寒さへと移りゆく
秋は落日我が身と重ねみる
山脈の麓町の秋の訪れは早く
駆け足でやって来て冬に至る
海辺町の穏やかな移ろいと
違って早く寒さが襲いくる
あの 暑かった夏は何処へ
四季が移り変わる時心を襲う
淋しさと移りゆく時への喜び
心は敏感に揺れて来る時へと
順応して秋の寂しさを感じる
一刻一刻一日一日が大切な時
積み重ねて歳を重ね行くは
虚しく歳を重ね淋しい年齢成り
思い出が多く残り夜が明ける
希望に生まれ今老に悔いる
人は一人生まれ出て如何に
老いる時は寂しくて
赤き曼珠沙華咲きて
不安の中深い霧の中に我あり
何を求めんと揺れる
終の棲家は何処ですかと
心細く私も歩くのだろうか
若き血塩心に残して今を思う!
「人生の 終わりゆく時を考え 在るが侭にと 我身を任す」