No,773『ターニングポイント』

アクセス頂きありがとうございます。

最近、前職で最後の一年お世話になった直属の上司が、退職されるという情報が入った。妻の元上司でもあり、夫婦でお世話になった方。

僕が辞めて実家に帰ると言い出した時、背中を押してくださった唯一の人だった。
引き止めなかったことで、更に上の重役の方々からとても怒られているのは当時僕の耳にも入っていた。

『自分の身勝手で、申し訳ありません』
と言ったら

『いや、今回の件で、仮に俺がクビになったとしてもええねん。何とかなるし、何とかするし。ただ、ここで引き止めて、かっちゃんの人生を変えることは俺にはやっぱりできひんわ。』
と。

引き止めることで、僕の人生を守るという考えの方が普通な気もするけど、その方は僕の思いを真剣に聞いてくださった上で、そっと背中を押してくれて。

『自分の評価が会社から下がるのはどうでもええねん。かっちゃんの人生の方が大事や。』と忘年会の後、京橋のバーで言ってくださった方。

地元に帰ってからも、ゴルフに行ったり、遊びに来てくださったり、子供にも会ってくださったり。

今の自分があるのは出逢った全ての方のおかげというのは分かっているけど、でもターニングポイントで背中を押してくださったその上司には本当に感謝しています。

今自分も人の上に立つ立場になり、余計に思う。
やっぱり、みんなの人生とか、幸せとか、そういったところまで願って、日々精進せねばと。

人、ご縁、その辺りを綺麗事と一蹴する人間にはなりたくないなぁ。

話は変わりますが、

実家のエアコンが新調されとる。
前のやつ、古過ぎて効きは悪いわ、電気代ごっつかかるやつだったので。

終わり。