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ラジオを聴いていると、京都の御所人形というのを作っておられる職人の方がインタビューを受けていました。
あまり人形のことは分かりませんが、伊東久重さんという方で、きっと有名な方なんだと思います。
ゆっくりと、一言一言優しく発せられる言葉全てになんだか重みがあり、運転しながらスーッと心に入ってきました。
一番難しい工程はどこかという質問に、
『どこも手を抜けないので難しいけれど、顔を描く時が一番神経を使います。何が怖いって、自分の心の状態がそのまま
人形の表情に表れてしまうことです。人形の目が鋭い目になってしまうことがあるんです。』
『先代、先々代の作った人形の修理を頼まれることもよくあります。修理をすると、微妙にその時代時代の流行が散りばめ
られているのが分かります。守るものもあるけれど、やはりそれだけではだめで何か新しい工夫も入れなければと思います。』
『自分が死んでからも人形は残り続けるわけです。いつか、自分の孫が修理を受け付けた際、私の仕事ぶりが
バレてしまいます。おじいちゃん、いい加減な仕事してたんやな~と言われたくないので、手は抜けません。』
あぁ、かっこいいな~職人。
こういう話こそ、教育の現場とかで聞けたら為になると思うけどな~…
後世から馬鹿にされたくない、後世に迷惑をかけたくないという思い、自分にどれだけあるんかいなと。
話は変わりますが、残暑ってなもんじゃなく、普通に酷暑です。今日も37度ありました!
終わり。