話は変わりますが

ギターやゴルフを趣味にのんびり暮らしています。ド田舎でのなんてことない日々を綴っています。

No,3872『自分の感受性くらい』

2024年02月13日 | 思想・雑感
アクセス頂きありがとうございます。

いかに今まで、他人軸で生きてきたのか。
なかなか、自分軸で判断や行動ができていなかった。

そんなことを、40歳を前に再認識させられています。

他人は他人、自分は自分。

大昔、高校生の時に『自分の感受性くらい』という、茨木のり子さんの詩を目にしました。当時は、なんかきつい言い回しだなぐらいにしか思っていなかったかな。
今読んでみると、涙腺が緩んでしまいます。
怯えながら他人軸で生きてきた自覚、情けなさがあるからだろうか。傲慢さが表裏一体であったのも分かる。言えなかったこと、できなかったことたくさんあるけれど、これで良かったと思いたいのだろう。この複雑な感情。
全部含めて、今の自分の感受性。


【自分の感受性くらい】

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが、ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

話は変わりますが、
タバコ拾い、ピンセットやっぱ便利です。
農道、キャメル率高いです。

終わり。