テレビじじいの観戦日記

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ジャイアンツ優勝でも まっ、いいか

2010-11-02 13:39:29 | 野球
サンフランシスコ・ジャイアンツは、名称もユニホームも読売巨人軍のジャイアンツと似ているので、海の向こうのことでも勝たれるのは面白くない。そう思っていたのだが、向こうのジャイアンツは、落ちこぼれを寄せ集め、そこに新人が頑張ったという側面を持つチームだと知り、ワールドシリーズに勝ってもまっいいか、の気分になった。

テレビ中継を見て試合途中からそんな気分にさせられたのだから、NHK衛星の放送席はすごかったのかもしれない。

MVPレンテリアは、ウィキなどによると、オールスター戦5回の好選手。でも今季は故障もあって、スターターの地位を失っていたという。それがワールドシリーズ優勝の試合で、決勝3ランを放った。1997年マーリンズで優勝を決めるサヨナラ打を打っているのでシリーズ優勝試合の決勝打はこれで2回目。過去、ルー・ゲーリッグ、ジョー・ディマジオ、ヨギ・ベラの3人しか成し遂げていない偉業だそうだ。しかもレンテリアは1997年に続き、2004年にもワールドシリーズの最後の打者になっている。カージナルス時代のこの時は、最後は最後でも敗戦を決める最後の打者。レッドソックスにかけられたワールドチャンピオンになれないという呪いを解く役を果たしてしまったわけだ。2回のワールドシリーズで最後の打者になったのは他に2人しかいないんだそうだ。

試合後、涙を流すレンテリアは、ワールドシリーズ男だったのだ。それにしても…去年は松井がMVPだった。ずいぶん昔のことに思えてしまう。