テレビじじいの観戦日記

いろいろ幅広く

スピードスケート男子500メートルは、ベガはベガでもホクトベガになった

2010-02-16 17:24:09 | オリンピック
スピードスケート男子500メートルを見ていて、「ベガはベガでもホクトベガ」を思い出した。1993年の競馬秋華賞、牝馬三冠を狙った大本命ベガを9番人気のホクトベガが破った。その時のテレビのアナウンスだ。

500メートルは、毎回のように日本人の優勝候補がいる。お家芸なのだろう。

1984年のサラエボオリンピックでは、黒岩彰が金メダル候補と囃されていたのに、記録は伸びなかった(10位)。あーあ、と思ったところで伏兵北沢欣浩が快走し、銀メダルに輝いた。くろいわのクがきたざわのキになったというカ行違いなんていうのは、我ながらこじつけが過ぎるが…。

今回は「韓国は韓国でも」になった。韓国でワンツーになると前評判の高かった李も李もメダルを逃し、優勝は牟がさらった。

長島圭一郎銀、加藤条治銅はよかった。整氷トラブルで進行が大幅に遅れたのに、調子を維持できたのはよかった。テレビ桟敷としては、スピードスケートの遅れではらはらしたが、フィギュアペア最終グループにも間に合って、トップのすばらしい演技をじっくり見られてよかった。



国母の服装で国会論議ってイヤじゃありません?

2010-02-15 17:43:39 | オリンピック
バンクーバーオリンピック・スノーボード代表、国母和宏選手の服装問題が衆院予算委で取り上げられたという。川端達夫文部科学相は、自民党議員の質問に答えて国母を批判、JOCにもしっかり選手指導せよとハッパをかけたそうだ。

スポーツ選手を品格で批判して、朝青龍のように実質追放にしたり、国母のように出場辞退だと競技団体が言い出したり(こちらは橋本聖子団長が却下したという。good)イヤな風潮だと思いませんか。

あの服装はたしかにだらしない。嫌いだ。けれど、女性たちが、背中が割れて下ばきをはみ出し(じじいなもんで、なんと呼ぶのか知らない)にして歩いている世の中で、国母の服装は絶対許せぬというところまでは行っていない。

記者会見で、誠意がなかったといっても、オリンピック選手にそこまで求める必要はないと思う。

JOCが指導を徹底するとどうなるか。「国民の期待に後押ししてもらって戦った。これはみんなで勝ち取った銀メダル」(女子モーグル2位のカナダ・ハイル)といったこのごろ誰でもが言う発言だらけになってしまう。立て前、おすましはいらない。

「私は自分のためにスキーをするのであって、テレビや観客のためにしているんじゃない、と自分に言い聞かせたの」(女子モーグル優勝の米カーニー)という本音が聞かれなくなる。(談話は2本とも日本経済新聞)

オリンピック代表を品格で選ぶ必要はない。選手宣誓にあったように、クスリをやらず、フェアに闘ってきてくれればいいのだ。

国の予算をつかってというのなら、ぞろぞろ役員を仕分けしてください。

品格を言うなら、幹事長でしょう。国会で、はっきりさせるのは。




日本代表惨敗に不貞寝

2010-02-15 08:53:56 | サッカー
サッカー日本代表が韓国に1-3で敗れる姿をじっくり観戦。なんの言葉も浮かばず、ブログは書かずに寝てしまった。

元々、日本代表に過大な期待はしてないつもりだ。ワールドカップは、うまくいったらリーグ戦突破とは思っていた。東アジア選手権3位の成績では、この程度の期待でも大きすぎたのだろうか。

シュートは8本放ったらしい。惜しい!のは皆無だった。W杯本番までに調子を上げればいいのさ。その通りなのだが、海外組も、エースは試合に出られないようだし、明るい灯は見えてこない。

オーノは運もいい

2010-02-14 15:34:19 | オリンピック
バンクーバー五輪ショートトラック男子1500メートルで、アポロ・アントン・オーノが銀メダルを獲得した。これで米男子スケート勢では、エリク・ハイデンを抜きメダル6個の新記録だという。日本勢が次々負けていくなかで、日本人を父に持つ選手の活躍は、何となく親しみが持てる。

オーノがこれまで得た金メダルは2個。1980年レークプラシッドのスピードスケートで、5輪の金の花を咲かせた怪物ハイデンとは、次元が違うと思うが、オーノは今大会、さらにメダル数を伸ばす可能性を秘めている。

きょうの銀メダル。このまま行けば韓国のメダル独占という最終コーナーで、2,3位争いの韓国選手が接触してコースを外れ、オーノにタナボタのような銀メダルが転がり込んだ。

4度の挑戦。7,6,5位と順位を上げてきて今回は4位。メダルに届かなかった女子モーグル上村愛のような選手もいる。

自分の上を行くライバルが、ドラマのように転んでくれるオーノ。転んではくれたが、それでも足りなかった上村。運、不運はどこでどうやって決まってくるのだろう。


なでしこ逃げ切りは、日本式サッカー?

2010-02-13 18:30:04 | サッカー
バンクーバーオリンピック開会式の後は、なでしこジャパンの東アジア選手権優勝を観戦した。

7分に日本がカウンター。大野忍がハーフウェーからドリブルで走り、韓国キーパーと1対1になったと思ったら、ゴールを決めていた。17分に山口麻美が決めて、引き分けでもいい日本は断然優位に。

後半、韓国が逆襲。足が止まったなでしこたちからやたらボールを奪う。75分に1点返されたときはどうなることかと思ったが、何とか逃げ切った。

日本代表って、試合開始から15分、20分ぐらいまで元気だと思いませんか。

飛ばしすぎというのか。なでしこはスカッと点を取ったからいいけれど、男子は押しているのに点にならない試合が続いてるような気がする。

ゴールがあってこその日本式逃げ切り戦術だ。岡田監督が放送席にいたワールドカップ中継で、後半相手は疲れると予言するのを聞いたことがあるが、日本選手って、そんなに圧倒的なスタミナを備えているのかな。どうせ、点が入らないのなら、出だしであまり暴れず、後半じわじわ、というのはどうなんだろうか。

テレビで見てるだけのやつが、勝手なことほざくな。

その通りなんで、ここら辺でやめておきます。

オリンピック開会式は放火犯の心境

2010-02-13 17:54:20 | オリンピック
バンクーバーオリンピックの開会式を見た。
長い。長すぎる。

「聖火はあと、20分」だか「25分」と聞こえてきたのが、午後1時15分すぎだったろうか。そこからまた延々と。

「はよう、火を付けんかい」と、放火団の親玉みたいな気がしてきた。

いろいろあったショーの中では、名前も知らない(すみません)ソプラノのオリンピック賛歌が一番すばらしかった。正統派はいいもんだ。

英雄グレツキーらによって聖火はともかくも点灯された。室内競技場の真ん中に大きなキャンプファイアたいてどうするんだろうと思っていたら、グレツキーはどこか屋外のみなからよく見えるところに点灯するのだそうで、出て行ってしまった。

放送は30分以上延長された。入場行進した後の選手たちにいす席が用意されていたわけが、よく分かった。

なでしこ、3得点でも

2010-02-12 09:45:21 | サッカー
サッカー日本代表の試合を変則ダブルヘッダー。男子からなでしこへと、放送順に観戦した。

最近の勢力図からいうと、台湾相手に3点では…と、男子についてと同様の不満は感じた。けれど、中国戦から8人も入れ替えて若手中心のチームだったことを思うと、将来への期待を感じさせてくれたことが、男子とは大違いだった。

なんといっても、代表初先発の岩渕真奈が2点取ったのは大きい。16歳。評判通り、鋭い2発だった。明るい笑顔で、今後の飛躍が期待できる。その鮮烈な初ゴールを見られたのは収穫だった。

圧倒的にボールを持ち続け、台湾のシュートは1本に押さえた安定感。そのシュートもキーパーへのバックパスのように力なく、日本は失点の不安を全く見せなかった。若手はよくやった。でも、宮間あやとか、その交代で入った澤穂希とか、お姉さんのプレーは、若手の数段上を行っていることがよく分かった試合でもあった。

日本代表、3点では

2010-02-11 21:24:03 | サッカー
日本代表は220分トホホの無得点の後、香港に3-0で勝った。でも、次の韓国戦に勝ったとしても、得失点差で中国に優勝をさらわれそう。

大久保はイエローカード取りの名人かと期待していたら、きょうはイエローをもらってしまった。見込み違いだったらしい。

アナウンサーが香港を韓国と言い間違えるのが気になった。ささいなことだけれど。3回あったと思う。日本サッカーにとって、韓国代表はいつでも大きな大きな壁だ。それがアナウンサーの口からついこぼれてくるように思えた。

雨中の対戦。テレビカメラは優秀で、混戦からの玉田のゴールをはっきり捉えていたが、放送席は誰のゴールか、ビデオを再生するまで言わなかった。これには文句をつけない。冷たい雨の向こうで霞んでいるんだろうな。暖かいテレビの前で見られて感謝の思いがわいた。

ポーツマス、7日間

2010-02-11 15:35:26 | サッカー
ポーツマスは7日間の猶予をもらったらしい。こんなときこそヒーロー出でよ、と思うのだが。最後の最後でやっと勝ち点1では、家貧しくして孝子顕る、とはとてもじゃないけど言えない。まっ、二件あるというチームの買い手待ちなんですね。

ポーツマス自爆

2010-02-10 17:17:51 | サッカー
プレミアリーグのマンU対ポーツマス戦を遅ればせながら観戦。ポーツマスがオウンゴールを3点も献上する珍しい試合だった。そのほかに、ポストだかバーだかを直撃する惜しい?ショットをディフェンダーが放つシーンも。これが入っていたらオウンゴール4ではないか。散々のできだった。これでは最下位を独走するのもやむを得ない。

その次の試合も済んでいる。危うくシャットアウト負けになるところを、退場者が出て10人で戦ったポーツマスが90+5分に同点に追いついて引き分けたという。なになに、相手のサンダーランドは退場者2人を出して9人だったんだってさ。

きょうは、なにやら裁判所の命令が出る日で、ポーツマスがプレミアリーグ初の破綻クラブになるかもしれないという。どうなったのかな。マンU戦、オウンゴールで自爆する姿(特に3発目)は、無様だったが、給料遅配が相次いでいると聞けば、笑いごとではなかった。

金子勝彦アナのせいです

2010-02-09 18:11:36 | サッカー
選手のおじいさんが入院中だといえば、何度も何度も繰り返しアナウンスし、ボールの行方そっちのけでスタンドの応援を撮し、絶叫に次ぐ絶叫。消音したくなるサッカー中継がこの正月にもまた繰り返されました。
そういう放送が何でこんなにイヤなのか。一緒に楽しめばいいじゃないか。そうも思いつつやっぱり…。
きょう、Jスポーツのプレミアリーグ録画中継を途中から見て、答えが分かったような気がしました。
聞いたような声のアナウンサーだ。そう思って番組情報を見たら、あの金子勝彦アナウンサーが担当していたのです。リバプール対エバートン戦。解説の永井洋一さんと組んで、相変わらず品のよい中継でした。
三菱ダイヤモンドサッカーという番組が東京12チャンネルにありました。週1度の番組で、ある試合を前後半に分けて2週がかりの放送。金子アナと岡野俊一郎さんとのコンビで伝えられる欧州サッカーをずいぶん楽しみました。サッカーの戦術、その試合の流れといったものを、じっくり解説してもらいました。具体的には何一つ思い出せず、名選手の面影も遠いものになってしまいました。けれど、あの放送の雰囲気は、我がテレビ観戦の習慣にすり込まれているのです。
品格を問題にされて横綱が一人角界を去りました。品格をいうなら、放送の品格というものもあるはずだ、と改めて感じさせられました。

出た!スーパーボウル験かつぎ男

2010-02-08 12:51:28 | NFL
スーパーボウルに強いKビナチエリがたとえ試合に出なくても所属しているかぎりは、コルツが勝つ、というオカルト予想をしていたが、どうも様子がおかしい。ビナチエリの偉大な記録が一度だけテレビ画面に映し出されたが、あれは、FGを3回決めたセインツのハートリーとの比較ではなかったのか。コルツのストーバーは51ヤードをはずして自軍の勢いを減じていた。何でセインツセインツの流れなんだろう。
分かりました。セインツに強力な験かつぎ男がいて、我がオカルト予想を覆したのです。
ファンブルやインターセプトでターンオーバーを連発していたセインツ守備陣が、きょうはおとなしいと思っていたら、この日唯一のインターセプトをした男がいた。ポーターだ。そのまま74ヤードリターンして、だめ押しのTDを決めた。
この男の頭を見よ。左側頭部にスーパーボウル44、右にロンバルディートロフィーが描かれている。描いたというより、短髪をそのように刈り残したように見えた。この魔力が効いたのだ。
きょうは、ひいきのコルツが負けたので、訳の分からない話にしてしまった。後半開始のオンサイドキック成功、2点コンバージョン失敗の判定を覆らせたチャレンジ。セインツのペイトンHCの指揮が際立っていたと思う。前半終了間際、敵陣深く攻め込んでの4ダウンギャンブル。2分近く残してマニングにボールを渡しては危険だ、と解説が言っていたが、失敗したもののコルツもダウンを更新できず、結局、前半最後のプレーでセインツがFGを決めた。無難な作戦をとらずチャレンジする姿勢が、ここにも表れていたと思った。

WBAフライ級は若い方だった。

2010-02-07 22:06:22 | 日記
WBAフライ級王者に、21歳の亀田大毅。結局、きょうのテレビ観戦は若さが勝つ日で終わった。
大毅選手は、家族にファンに感謝感謝のインタビューだった。テレビ局を忘れてはいませんか。視聴率をとれるんだから当たり前だけど、世界11位が再度挑戦できるマッチメークって、恵まれすぎているもの。

競馬中継でホッと

2010-02-07 16:55:20 | 日記
NHK杯将棋トーナメント、別府大分毎日マラソン、ラグビー日本選手権と観戦するうちに、ちょっぴりわびしくなった。25歳の竜王が37歳の王位を破り、27歳のジョナサン・キプコリル(ケニア)が33歳のダニエル・ジェンガ(ヤクルト)を振り切り、40歳プレーヤーもいるというオジサンチーム、六甲ファイティングブルを帝京大の学生がたたきのめす。
若けりゃいいのか。
そんな気分で見た競馬中継。西のシルクロードSで横山典弘が4週連続重賞制覇すれば、東の共同通信杯は蛯名正義が勝つ。42歳、40歳。ベテランが頑張っている。ホッとさせられた。
21歳の亀田大毅と33歳のデンカオセーン・カオウィチット戦。今夜はどちらを応援しようか。

渡辺明竜王おめでとう

2010-02-07 12:11:37 | 将棋
NHK杯将棋トーナメントは渡辺明竜王対深浦康市王位の対戦。5日にB級1組順位戦で同じ対戦があって、渡辺竜王が待望のA級昇格を果たしたばかり。録画だからNHK杯がその大事な一局の前哨戦になったのだろうと、思っていた。
子供将棋のように速い進行で、やっとの事で割り込ませたような両者の過去の対戦成績。渡辺4勝、深浦8勝のうちのひとつとしてその昇級戦が入っていた。「ずいぶん成績が離れていますね」解説の橋本崇載七段が言ったりするので、この放送、いつ収録したんだろって、一瞬訳が分からなくなった。NHKも生放送風確保のため、ずいぶん頑張って、戦績表だけ入れ替えたんだ。きっと。
棋力ないから分からないけれど、NHK杯は渡辺竜王が逆転して勝ったらしい。
それにしても名人への道は遠い。負けなければ下のクラスからでも王者になれる竜王戦と比べて、6年がかりになるのだろうか、やっと名人に挑戦できるリーグまで上がってきた。もう竜王の方は永世資格を取ってしまったというのに。