よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

76:第24章一般理論がいざなう社会哲学―結語的覚書 筆者訳全文公開

2021年01月02日 | 一般理論を読む
一般理論を読む  目次(*訳者補)内は訳者が補った。訳注は()内に訳注:として示した。第1節  資本主義の最大の欠陥は、完全雇用の達成が不可能性であることと、資産・所得の分配が出鱈目でかつ不公平なことである。完全雇用達成の問題については一般理論で明確にしてきた。しかし資産・所得の格差の解決については、二つの重要な問題が残っている。 イギリスでは、19世紀末以来、所得税、累進課税、相続税等 . . . 本文を読む