よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

74:第23章:一般理論に先行する反・非古典派の議論 利子率・資本の限界効率・流動性選好の概念について

2021年01月08日 | 一般理論を読む
一般理論を読む  目次 先行する議論を検討することによって一般理論の特徴が鮮明になっているのがこの章である。 前回までは、重商主義を検討し、自主的な利子率決定と国家的な投資計画が利用可能になった現在、貿易黒字によって国内の貨幣量を増加させようとする政策に意味はなくなったとしていた。 今回は、まず高利禁止法である。古典派の議論に立てば利子率には資金の需給によって自動調整機構が備わっているのだから、人 . . . 本文を読む