よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

67:第五編のまとめ:古典派、現代正統派経済学の否定=ケインズが根本から袂を分かつ「この種の分析」

2021年01月29日 | 一般理論を読む
一般理論を読む  目次賃金を下げても完全雇用は達成できない 第五編のケインズの論理展開はわかりにくい。 それは古典派の議論の背景にはこういう「理論」があるだろうと指摘しその理論を、その「理論」そのものによって論駁するそのために古典派理論が成立する前提を吟味し実際の世界では何が起きているかを対置する という面倒な論理展開になっているからである。当時も今も常識に基づく古典派理論を反駁するにはこのような . . . 本文を読む