よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

68:第五編のまとめ その2:貨幣賃金の切り下げは消費性向、資本の限界効率表、利子率にどのような影響があるか

2021年01月26日 | 一般理論を読む
一般理論を読む  目次労働力商品の特殊性こそ鍵となる不況の時、操作すべきは貨幣量か? 賃金か?貨幣量が事実上固定されているとしたら、賃金単位で測った貨幣量は貨幣賃金を十分切り下げることによってどこまでも増やすことができるのは明白である。しかも所得に対する貨幣の相対量は一般には大きく増加しうるのであり……したがって、貨幣量は変えなくても賃金を切り下げれば、賃金水準はそのま . . . 本文を読む