よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

75:第23章:問題は過少消費なのか?:今回は閑話休題

2021年01月05日 | 一般理論を読む
 古典派理論、現代正統派理論に汚染されていると最も陥りやすい罠がこの過少消費理論である。現代では需要喚起、消費刺激などという。 消費が少なすぎるという裏には、公共の投資計画のことなど思いもよらない立場が存在している。この汚染は政治的、思想的立場を超えて大きく広がっている。個人の政治的思想的立場によって、汚染のタネが咲かせる花は違うはずだが基本的には同じように見えるところが恐ろしい。土壌に汚染物質が . . . 本文を読む