よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

55:第16章:ケインズ型社会主義の構想

2021年03月06日 | 一般理論を読む
一般理論を読む  目次 ケインズは大恐慌の勃発、経済変動の大転換点で社会主義を展望する。これは弁証法的唯物論だ。完全雇用状態にあって、資本の限界効率に等しい利子率で社会が貯蓄を行い、その貯蓄量に見合った率で〔資本〕蓄積が進むと、それに応じて資本の限界効率はしだいに低下していく。このとき、理由は何にせよ、もし利子率が資本の限界効率と歩調をそろえて低下することができないとしたら、その場合には富を保有し . . . 本文を読む