よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

31:第8章 借り手のない巨額の金融資産という危機 経済学の落日 または ミネルヴァの梟は黄昏に飛び立つ

2021年05月17日 | 一般理論を読む
一般理論を読む  目次金融的準備(内部留保)が雇用に及ぼす影響社会全体として見ると、将来の消費を準備しうるのは金融的手段ではなく、ただひとえに現在の物的生産物のみである(ケインズ) 貯蓄は投資に回されてこそ意味を持つ。ただただ積み上がっていくだけの現金は将来に何も、もたらさない。 ふたたび少し長く引用する。 少し本題から逸れたようである。しかし、すでに資本の大規模なストックを有している社会では、消 . . . 本文を読む