よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

33:第10章 限界消費性向と乗数 投資乗数とは何か?または、投資は低下する限界消費性向を補えるのか?

2021年05月11日 | 一般理論を読む
一般理論を読む  目次 ケインズがここで言っていることは次の命題である。総投資の増加があると、所得は投資の増加分をk倍した額だけ増加するkを投資乗数と呼ぶなぜならば、均衡条件下では式A:所得の増加分=消費の増加分+投資の増加分所得の増加分>投資の増加分 だから所得の増加分=k×投資の増加分 と書くことができる。k:投資乗数、1より大きい。上の式からkを求めるとk=所得の増加分&divi . . . 本文を読む