よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

30:第8章 ケインズ恐慌論-金融的準備:内部留保との関係、貯蓄・投資バランス

2021年05月20日 | 一般理論を読む
一般理論を読む  目次第8章 消費性向(1)―客観的要因 第4節金融的準備が雇用に及ぼす影響 非常に重要な節である。これまでケインズは金融のことを捨象してきた。これからは金融が前面に出てくる。引用が増えるがケインズの言い回しに慣れていただきたい。訳は名訳である。これ以上は「超訳」となり何かが抜ける。 まず、雇用は期待消費と期待投資の関数である。ここで結果ではなく期待の関数という指摘は、考えてみれば . . . 本文を読む