久々のロンドン。戦争の影響でフライトはユーラシア大陸を迂回し、地球を反対回りである。飛行時間は14hr25min。往時のフライトの約2時間増し。それこそ、グリーンランドの上を、何時間も飛んじゃう。何度寝直しても、起きたらまだグリーンランドの上空であたしゃびっくりしたよ。(まるちゃん)戦争はかけがえのないものを沢山奪うが、無関係な一般客のフライトにおいても、物凄く燃料と時間が無駄になるのだった・・・ . . . 本文を読む
1月末に渋谷東急本店のMARUZEN&ジュンク堂書店が閉店した時にも、一抹の寂しさを感じました。ご存知のとおり、これは東急百貨店本店の閉館に伴うもの。百貨店と書店、どちらもビジネスモデルの曲がり角に来ている事を感じさせられます。かつて徒歩圏内に住んでいたのですが、あそこは渋谷の雑踏のなかにあって、何時行っても心安らぐ大書店でした。あの、図書館的な質実剛健なディスプレイも良かった。さて、このたび八重 . . . 本文を読む
大竹伸朗展東京国立近代美術館2022.11.1 TUE - 2023.2.5 SUNあ、あぶ・・・、危なッ!先週末、細野さんの番組に大竹さんがゲストで出なければ、危うく見逃してしまうところだった。2006年の「全景1955-2006」@東京都現代美術館から早16年。500点の圧倒的ボリュームを誇る大回顧展。私は旅に出たくなると、そのストレスを大竹さんの『カスバの男』(1994年/求龍堂)を読んで発 . . . 本文を読む
ちゃんと年内に1年を振り返って オブ・ザ・イヤー を書くのも何年ぶりでしょうか。一瞬で過ぎ行くようで、振り返ってみるとやっぱり色々あったりもする。年の瀬に静かに今年を振り返る、『オブ・ザ・イヤー 2022』。■嗜み オブ・ザ・イヤー『憧れのバーで教わったコニャックの味』
東京には憧れのバーが幾つもあります。念願叶って、今年そのうちの1店にお邪魔することができたのでした。ぶらりと散歩中、「あ、この . . . 本文を読む
食をテーマにしたエッセイや紀行を好んで読む私ですが。愛読書の一つに、西川治の『マヨネーズをお取り願えますか。』があります。ユーモアあるよね、タイトル。そして、なんとなくだけど太ってる感じするよね、取ってくれって頼んでる人(笑)本書は1988年に河出書房新社から出版されました。筆者の西川治は写真家、画家でありながら料理に関する書籍も多く、文筆家としても活躍。時代的なものもあり、いま読むと若干「む・・ . . . 本文を読む
そんなこんなで、コロナ禍を挟んで約3年ぶりの渡米。コロナ以降、NYでも貧富の格差が拡大し、治安がだいぶ悪くなっているとのこと。特にNY地下鉄では、2021年に殺人やレイプなどの凶悪犯罪が461件発生。にも関わらず、今年の地下鉄内での犯罪発生率は更に前年比75%増。4月には銃で10人が乱射される事件も起きるなど、完全にジュリアーニ市長が改善した以前の姿に戻ってしまったようです。と、云う訳で、一応ビジ . . . 本文を読む
そんなこんなで、コロナ以来、約3年ぶりの渡米。一気に気温が下がったニューヨークへ。NYは、11月前半は15度くらい気温があったのに、11/14の週から一気に1度くらいに冷え込みました。米国は6/12から入国に際してCOVID-19の陰性証明を提示する命令を取り消したので、だいぶ行き来しやすくなりました。そして、9/7、日本への再入国においても陰性証明の提示が不要に。ここで登場するのがワクチンの接種 . . . 本文を読む
『A面で恋をして』と言えばナイアガラ・トライアングルの1981年リリースの名曲。近年では、原田知世のカヴァーも素晴らしかった。(当サイトでは、原田知世ヴァージョンは、堂々の2020年のカヴァーソング・オブ・ザ・イヤーでした)レコードのA面で恋しちゃうとしたら、アルバム前半の少なくとも 5~6曲 くらいは聞いた上で好きになってるわけでしょ。しかし、小生の場合A面どころかAメロの10数秒で恋しちゃう、 . . . 本文を読む
この文章を書いている今日、9月17日は「イタリア料理」の日であるらしい。この「〇〇」の日、と言うのは誰かが勝手に名付けて”宣言”すればよいだけだから、世の中にはたくさんの記念日が溢れている。例えば、明日は「かいわれ大根」の日だそうだ。また、今日からひと月後の10月17日は「沖縄そば」の日という事になる。まあ、沖縄そばは好物なので良いとして、ほとんどの記念日が我々にとって実感 . . . 本文を読む
パドヴァはイタリア、ヴェネト州にある人口21万人の都市。シェークスピアの『じゃじゃ馬ならし』の舞台設定でもある。(それにしても、『じゃじゃ馬ならし』とは、なんとキャッチーな邦題であろうか・・・)ヴェネツィアの西30kmにあり、1405年から1797年にヴェネツィア共和国が滅亡するまで、400年近くこの支配を受けた。(その後、オーストリア帝国による支配を経て、1866年にイタリアに併合)位置的にはこ . . . 本文を読む
さて、これからどうしようか?と途方に暮れたとき時、「でも、まあ、なんとかなるさ」と思える事はとっても大切だ。そんな時に心の中で鳴らすのに、『さよならスカイライン』ほど相応しい曲はあるまい。ラッキーオールドサン『さよならスカイライン』(Official Music Video)完璧なPV。イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』のポスターは、床ポイされて受難だが。『さよならスカイライン』は2017年に . . . 本文を読む
2021年という1年、如何お過ごしだったでしょうか。このコロナな日常に、良くも悪くも少しずつ慣れてきて。心身のバランスも、あの混迷を極めた2020年よりは少し整った気がします。2021年、とくに上期には自分の中では過去最大かも?と思う仕事があり。記憶無くすほど働きました・・・。そして、そんな1年へのちょっとしたボーナスとして、年末のほんとに僅かな期間、会いたい人に会える時間がありましたね。残念なが . . . 本文を読む
今年が何の年だったか、賢明なる皆様ならご存知でしょう。そう、カナダが誇るインディ・ロックバンド、ザ・ニュー・ポルノグラファーズのデビュー・アルバム『Mass Romanrtic』の発売から21周年です。(中途半端な・・・)マタドールは、21周年を記念して、今日(12/10)この『Mass Romanrtic』をLPで再発しました。その名も Mass Romantic LP Matador Revi . . . 本文を読む
眠れぬ夜に、誰も聴かない音楽の話をしよう。眠れぬと言いつつ、実際は眠い。じゃあ寝ればいいのに、ここら辺は複雑な乙女心と言えよう。2015年。米国で、とある二つのバンドによるコラボレーションアルバムがリリースされた。Wavves X Cloud Nothings - Nervousアルバムタイトルは No Life For Me。90年代オルタナ的世界観を感じるが、2000年代のバンド同士のコラボ。 . . . 本文を読む
コロナに沈んだ昨年。2020年の生活における、数少ない個人的な僥倖。それは『未来神話ジャーヴァス』との30数年ぶりの邂逅であった。正確に言うと、『ジャーヴァス』そのものではなく、そのオープニング画面のBGMとの再会である。うーん、ジャーヴァスって何?■未来神話ジャーバス(タイトー/1987年6月30日発売)ファミリーコンピュータ用のRPG。発売当時、友人に借りてプレーしたものの、これが目を覆いたく . . . 本文を読む