Miami MarlinsのSuzuki Ichiro(イチロー)がMLB通算3000本安打の手前で足踏みしています。筆者は残り2本となった日本時間の7月30日の試合は朝8時の試合開始からテレビの前で見ていました。
地元で先発したこの試合で決めると思っていたのですが、この日は4タコ。31日日曜日はベンチスタートであるのが分かった時点で、外出しました(チームが大勝したこの日は、2打席のチャンスをもらいながらどちらも凡退)。そして8月1日早朝の試合も1打席ヒットなしだったので、通算2998本のまま3試合足踏みとなりました。
とうとうホーム10連戦のうちに記録を達成できず、今週のMarlinsはロードにでます。IchimeterのおばさんはChicagoだろうがDenverだろうが付いていくでしょうが、地元のファンはがっかりしたに違いありません。ただ日本時間の6日土曜日のリオデジャネイロオリンピック開幕までには決めると思いますが。
さて今回はイチローの3000本安打が達成されないうちに、NFLの通算記録で3000という数字が評価される記録を探してみたというお話です。イチローが記録を達成した時になんかの間違いでこのページにアクセスしてくれることを期待しています。答えは最後の方に書くので考えてみて下さい。
さてMLBの通算ヒット数は1位のPete Roseが4276本で、2位のTy Cobbが4191本。2人が4000本超えで、2998本のイチローは現在30位。3001本になると、Roberto Clementeを抜き単独29位になります。
ではこれくらいの数字になるNFLの通算記録とは何だろうと探してみました。まずNFLとMLBの年間の試合数の違いを考慮して、そこから最適な記録とは何かを考えてみましょう。
レギュラーシーズンはNFLが16試合なのに対し、MLBは162試合。しかも選手の寿命がNFLでは短いので、262本(イチローが2004年に塗り替えた)が記録になった年間ヒット数と対比するには、その1.5倍の年間400くらいプレイが発生する記録が望ましいと考えました。
「1.5倍」ってのにはあまり根拠はありません。MLBの記録を残せるような選手のがNFLの記録を残すような選手に比べて、選手寿命が1.5倍あるという筆者が決めた暫定値です。イチローは今季が米国で16シーズン目ですから、NFLなら11シーズンくらい働いた選手が達成できる記録ということです。
結論を言うと、通算成績のトップが「4409」という記録がありました。詳しい方はこれで分かっちゃったかも知れませんが続けましょう。2位は「3838」で、「3000」だと8位と9位の間です。歴史の長いMLBが30位なら、NFLで9番目はちょうどいいですかね。
ではさらにヒントを。通算ランキングを表にしました。1位はEmmitt Smithで2位がWalter Payton。見ての通り、RBの記録であることが分かります。
Rank | Player | Years | Seasons | |
1 | Emmitt Smith | 4,409 | 1990-2004 | 15 |
2 | Walter Payton | 3,838 | 1975-1987 | 13 |
3 | Curtis Martin | 3,518 | 1995-2005 | 10 |
4 | Jerome Bettis | 3,479 | 1993-2005 | 13 |
5 | LaDainian Tomlinson | 3,174 | 2001-2011 | 11 |
6 | Barry Sanders | 3,062 | 1989-1998 | 10 |
7 | Edgerrin James | 3,028 | 1999-2009 | 11 |
8 | Marcus Allen | 3,022 | 1982-1997 | 16 |
9 | Eric Dickerson | 2,996 | 1983-1993 | 11 |
10 | Franco Harris | 2,949 | 1972-1984 | 13 |
MLB同様、3000の大台に乗ると殿堂入りが近づくと言われますが、こちらも殿堂入りプレーヤーが多いですね。ちなみに10位までで殿堂入りしていないのは、まだ候補になれないLaDainian Tomlinsonと2年前に候補になる資格を得たEdgerrin Jamesの二人です。
ただTomlinsonは殿堂入りが確実視されていますが、殿堂入り資格取得1年目の2015年に最終候補者に残れなかったJamesはちょっと厳しいのかもしれません。
なお現役では、現在16位にSteven Jacksonが「2764」(2004-2015)で、17位がFrank Goreで「2702」(2005-2015)でした。この二人は果たして3000の大台に届くのでしょうか。数字的には2016年シーズンに達成できる可能性はあります。
ついでにこの記録のシーズンの最高値も貼っておきましょう。なお年間最高値は416でした。まさに先ほどの仮説計算がぴたりと合う数字ですね。
達成時の年齢は見ての通り、最高でも26歳。あとはみんな20代前半ですね。この記録の特性上、やむを得ないのかもしれません。現役では2014年にDeMarco Murrayが唯一記録しています。そういや確かにこの年、これが多いってニュースを目にしたっけ。
Rank | Player(age) | Year | Team | |
1 | Larry Johnson (26) | 416 | 2006 | KC |
2 | Jamal Anderson (25) | 410 | 1998 | ATL |
3 | James Wilder (26) | 407 | 1984 | TB |
4 | Eric Dickerson (26) | 404 | 1986 | LA Rams |
5 | Eddie George (26) | 403 | 2000 | TEN |
6 | Gerald Riggs (24) | 397 | 1985 | ATL |
7 | Ricky Williams (26) | 392 | 2003 | MIA |
Terrell Davis (25) | 392 | 1998 | DEN | |
DeMarco Murray (26) | 392 | 2014 | DAL | |
10 | Eric Dickerson (23) | 390 | 1983 | LA Rams |
Barry Foster (23) | 390 | 1992 | PIT |
ということで答えは、Rushing Attemptsの回数でした。Attemptは野球でいうところの打席数に近いので安打数と比較するのは微妙かもしれません。まあどちらも達成は数えるほどしかいない偉業ということでご理解ください。今回はちょっと短めだけどここまで。
2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。
AFC東 | BUF | バッファロー・ビルズ | NFC東 | DAL | ダラス・カウボーイズ |
---|---|---|---|---|---|
MIA | マイアミ・ドルフィンズ | NYG | ニューヨーク・ジャイアンツ | ||
NE | ニューイングランド・ペイトリオッツ | PHI | フィラデルフィア・イーグルス | ||
NYJ | ニューヨーク・ジェッツ | WAS | ワシントン・レッドスキンズ | ||
AFC北 | BAL | ボルティモア・レイブンズ | NFC北 | CHI | シカゴ・ベアーズ |
CIN | シンシナティ・ベンガルズ | DET | デトロイト・ライオンズ | ||
CLE | クリーブランド・ブラウンズ | GB | グリーンベイ・パッカーズ | ||
PIT | ピッツバーグ・スティーラーズ | MIN | ミネソタ・バイキングス | ||
AFC南 | HOU | ヒューストン・テキサンズ | NFC南 | ATL | アトランタ・ファルコンズ |
IND | インディアナポリス・コルツ | CAR | カロライナ・パンサーズ | ||
JAX | ジャクソンビル・ジャガーズ | NO | ニューオリンズ・セインツ | ||
TEN | テネシー・タイタンズ | TB | タンパベイ・バッカニアーズ | ||
AFC西 | DEN | デンバー・ブロンコス | NFC西 | ARI | アリゾナ・カーディナルス |
KC | カンザスシティ・チーフス | LA(STL) | ロサンゼルス(セントルイス)・ラムズ | ||
OAK | オークランド・レイダース | SF | サンフランシスコ・49ers | ||
SD | サンディエゴ・チャージャース | SEA | シアトル・シーホークス |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます