Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

Super Bowlの勝利数が一番多い地区はどこなんだろう、各チームのピークを可視化してみる

2016年07月23日 18時00分00秒 | Stats
先日、Duncan引退に寄せた記事の中で、1999年以降の17シーズンでSan Antonio Spurs(Final出場6回)とLos Angels Lakers(Final出場7回) が5回ずつNBA Finalに勝ったと書きました。では、NFLのSuper Bowl出場と勝利の片寄りってどうなんだろうと考え、ちゃんと調べることにしました。
 
先ほどの記事にも書きましたが、AFCからのSuper Bowl出場QBが片寄っている話は有名ですよね。2000年シーズンからの16回で、Tom Brady(NE)が6回、Peyton Manningが4回(INDとDENで2回ずつ)、Ben Roethlisberger(PIT)が3回。残りはTrent Dilfer(BAL、2000年シーズン )と Rich Gannon(OAK、2002年シーズン )とJoe Flacco(BAL、2012年シーズン)の3人だけ。つまり出場チームも6チームだけとなっています。NFCから11チームが出場しているのとは対照的です。
 
ということで、ちょっとした表をまとめてみました。チームごとに過去50回のSuper Bowl出場と勝敗です(2016年1月のSuper Bowl 50は2015年シーズンなので「2015」と表記、以下同)。背景がオレンジが勝利で、白は敗退ですね。図はHTMLで作るのは大変だから、エクセルの表をキャプチャした画像データを貼りました。


ついでに優勝年の文字色を、1966-79年を水色2000-15年を赤にしてみました。こうすると年代別のSuper Bowlへの到達度合いもわかるというものです。
 
ではまず地区別に見ていきましょう。Super Bowlでの最多勝利そして最多出場だったのはNFC東でした。DALが5勝3敗、NYGが4勝1敗、そしてWASが3勝2敗。まだ勝利を挙げていないPHIも2回出場しています。勝利数でこれに次ぐのは、70年代の4勝を含む6勝を挙げたPITがいるAFC北ですね。この地区では2000年代に入ってもPITとBALが2勝ずつを挙げています。
 
2000年代でいえば、AFC東がNEだけで6戦4勝を挙げています。こればかりは同地区の3チームがだらしないとしか言えません。Super Bowl4年連続出場の記録を誇るBUFですら、最後のSuper Bowl出場が20年以上も前。NYJに至っては、48シーズン前の一度だけです。
 
2000年代に入ってから一番競争が激しいといえるのはNFC西。4チームすべてがSuper Bowlに出場しています。LAは最後の出場から15シーズンが開いていますが、16シーズンでこの地区から6回出場というのはしっかり競争環境を維持できているわけで面白い地区といえますね。そういう意味では、4回3チームが出場しており、うち2回はSuper Bowlで勝利を挙げているNFC南も激戦です。
 
ただ、NFCもAFCも南地区は創立年数が浅いチームが多いので(90年代創立が3チーム、70年代創立が1チーム)ほかの地区に比べてSuper Bowl出場回数が少ないのは仕方ありません。早くJAXやHOUのSuper Bowl出場を見てみたいですね。特に今期戦力が整っていると噂のJAXには、裏切られるのを承知でちょっとだけ期待しています。
 
INDについては最初のSuper Bowl出場の1968年のときは(NFCの前身である)NFLに在籍しており、AFL(AFCの前身)の勝者であるNYJに敗れました。このため、現在はどちらもAFCに属する2チームがSuper Bowlを戦っています。
 
さて、各チームのSuper Bowl出場年の色を見ることで、チームごとに隆盛を誇った時期が見えてきます。例えばMIAは70年代から80年代前半に栄華を誇ったものの、ここ30年ほどはご無沙汰。BUFも90年代前半にピークがあったように見えます。MINも70年代がピークで40年ほど眠りに入っています。
 
DALやWAS、そして2012年に久しぶりにSuper Bowlに出たSFも、80-90年代がピークといえるでしょう。
 
50年のSuper Bowlの歴史で、1966-79年(水色)、1980-99年(黒)、2000-15年(赤)の3期とも出場しているチームは数えるほど(5チーム)しかいませんね。その中にOAKとLAが入っています。両チームともここ10シーズンは低迷気味(正しく言うと、勝ち越しがない)ですが、どちらもSuper Bowlで勝利を飾っています。やるときはしっかり結果を出す古豪といえるでしょう。
 
そして最後に、3期全てでSuper Bowl優勝を飾っているのはGBだけ。なんかGBをほめるために書いた記事にも見えますが、ここは分析の結果としてご容赦ください。
 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
 MIA マイアミ・ドルフィンズ  NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
 NE ニューイングランド・ペイトリオッツ  PHI フィラデルフィア・イーグルス
 NYJ ニューヨーク・ジェッツ  WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
 CIN シンシナティ・ベンガルズ  DET デトロイト・ライオンズ
 CLE クリーブランド・ブラウンズ  GB グリーンベイ・パッカーズ
 PIT ピッツバーグ・スティーラーズ  MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
 IND インディアナポリス・コルツ  CAR カロライナ・パンサーズ
 JAX ジャクソンビル・ジャガーズ  NO ニューオリンズ・セインツ
 TEN テネシー・タイタンズ  TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
 KC カンザスシティ・チーフス  LA(STL) ロサンゼルス(セントルイス)・ラムズ
 OAK オークランド・レイダース  SF サンフランシスコ・49ers
 SD サンディエゴ・チャージャース  SEA シアトル・シーホークス

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