十二月二十九日の<検索からのアクセス>に「シャッターの天袋トタン錆の塗装」という項目があったので、何でも屋の私の血が騒ぎ、日曜ペンキ屋の役を引き受けることにした。
ガレージシャッターの収納ボックスには、外部付タイプと内部付タイプの二種類があり、奥行きに余裕のない車庫の場合、写真のような形状で、安価な亜鉛メッキトタン板のボックスが外付けされる。
この外部付タイプのメリットは、ガレージスペースを有効に利用できることだが、定期的に防錆対策が必要となる。
上端が平らなため、雨水の部分的滞留・残雪による錆の発生は避けられない。写真のボックスの場合は、冬期間、母屋二階屋根からの雪やツララの落下によって、ボックス左上端と前面の角に変形が見られ、腐食もかなり進行している。ガレージを母屋の軒下に設置すると、ガレージ屋根からの雨滴の跳ね返りで母屋のサイディング壁材の損傷を早めるので、これは失敗例である。 防錆塗装は、刷毛塗り・スプレーのどちらでもよいが、塗料は耐久性のあるアクリル・シリコン変成樹脂配合トタンペイントがベスト。手順(スプレーの場合)は次のとおり。
○ 電動ディスクグラインダーを用意する。
○ サンダー用アタッチメントを装着する。
○ 錆や古い塗膜を丁寧に削り落とす。
○ ボックス全体のゆがみ・変形を修正する。
○ 小さな凹みや腐食部分は自動車用パテで平らに修正する。
○ 塗装しない部分をビニールでマスキングする。
○ 防錆材(トタン板にはジンクスプレーが効果的)をスプレーする。
○ 防錆材が乾燥後、トタンペイントをスプレーする。
○ マスキングを取り外す。
スプレー塗装では、一度の厚塗りは厳禁。<薄く数回>を旨と心得るべし。
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