北海道教育大学では、現在二期目の本間謙二学長(写真は大学の公式HPから転載)の三期目続投が六月六日に学長選考会議で決定された。この決定は、「新任と再任の場合は教職員による意向調査選挙が行われ、その結果を踏まえて選考会議が決定するが、再々任については選挙を行わないで選考会議で決定できる」という内規に従ったもので、正規の選考手続きを逸脱してはいない。
学長再々任に反対の釧路校は、六月三日、臨時教授会で「教職員による意向投票実施」を決議し、四日付で学長選考会議長に送付したが取り入れられなかった。選考過程に瑕疵はないので、当然といえば当然である。再々任に「教職員の意向投票」が必要なら、まず内規を変えねばなるまい。選考会議の構成に不備があるのならば、正規の手続きを経て選考規定を見直すべきである。選考会議間近になって、やれ意向投票だ、やれ選考会議の構成が、などと主張しても手遅れである。教員全体が常に大学運営に意を注ぎ、不合理を改正する努力を怠らなければ不満は出ないはずである。釧路校は己の怠慢を反省すべきではないのか。
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