＜毎度お馴染み御辞儀クラブ(三菱マテリアル) (1月9日)＞

　新聞の報道記事のコピー、と手厳しく叩かれながらも、当サイトの「クラブ」は本年も会員増を目指してグァンバリます。お手柔らかに願います。
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　日常生活で「三菱マテリアル」などという会社名を庶民が見聞することはないので、九日に同社四日市工場で発生した爆発事故の新聞記事(1月10日付『北海道新聞』第29面)を読み、「セメントや銅、アルミ、電子材料など多角的に事業展開する非鉄大手」(同新聞)優良大企業の工場が、危険物施設のメンテナンス作業を、マニュアルの手順ではなく社員や下請け会社作業員の勘に任せていたことに驚きを禁じ得ない。
　会社の説明によると、爆発は「シリコンの原料の無機化合物トリクロロシラン類を含んだ気体を冷やす熱交換器の洗浄作業中に発生した」(1月12日付・同新聞。爆発現場＝写真下段は前掲新聞から転写)そうだが、私のような文系の素人には何のことやら理解できない。矢尾宏社長は、十一日の記者会見で「具体的な事故原因は不明」(写真上段は1月12日付・同新聞から転写)とし、紋切り型の謝罪には誠意が感じられない。
　安全体制の構築が長年にわたり無視されてきたのは、ＪＲ北海道の杜撰なレール保全管理と同根ではないのか。過去に火災や爆発事故が発生し、たまたま人的被害が生じなかったことから安全への対策を怠った。事故の原因は「マニュアル不備」ではなく「マニュアル無し」だっ！