<2月17日付『北海道新聞』第 24 面の記事の見出し参照>
<釧路・根室管内 13 市町村の人口変化>
※ 地図は、国勢調査速報値を基に筆者作成。( 拡大)
※ 釧路市は、白糠町西部に隣接する音別地区を含む。
※ 釧路市は、白糠町西部に隣接する音別地区を含む。
今回の国勢調査で、 釧路・根室管内の総人口は7回連続減少。 全 13 市町村すべてが減少となったのは、 旧和田村が旧根室市と合併した、 1957 年以降で初めて。
上掲新聞の見出しに、 釧路市の「減少ペース鈍化」とあるが、 同市の減少数は、 函館市・小樽市・旭川市に次いで4番目に多く、「道内4位も苫小牧急追」(同日付『釧路新聞』第1面の見出し)で、 5位転落寸前というのが正鵠を射ているのではないか。
減少率が高かったのは、 白糠町の 13 . 2 % 、 厚岸町と羅臼町の 8 . 0 % 、根室市の 7 . 8 % 。死亡数が出生数を上回る自然減と、転出が転入を上回る社会減とが同時に進行していて、今後の見通しは明るくない。