タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

他人(ひと)の土地に平気で雪を捨てる人(ひと)あり

 茶色の車庫の所有者はいつも、自分の敷地内やブロック塀沿いの歩道に積もった雪を、すべて向かい側の歩道に捨てる。「自分さえよければ」の典型的なタイプである。ご近所さんは皆、触らぬ神にたたりなし、と。

 この前の大雪で除雪センターの大型除雪車が歩道に残していった雪の山は手に余ったようだが、さすがに剛の者、人手を頼んで隣の空き地に捨てさせた。頼まれて、平気で他人(ひと)の土地に排雪する蛸入道も同じ仲間。

 土地の所有者は一度様子を見に来たが、そのまま立ち去った。抗議しても恨まれるだけ、と。世の中には色んな人がいて、付かず離れずの近所づきあいも中々に難しいものだ。大晦日を前にしての雑感。
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