お盆前後になると、釧路市役所庁舎前庭に毎年ダリアの花が咲き始めることは知っていたが、それが市役所の嘱託職員OBの田中忠雄さんを中心とした仲間がボランティアで育てているとは初めて聞いた。9月16日付『釧路新聞』第7面に、「〝ダリアおじさん〟情熱の花」と題して田中さんが紹介されている。
亡くなった母が花好きで、田舎家の花畑(面積が広く、「花壇」ではなく「花畑」と呼んでいた)には多くの種類の花が春から秋遅くまで咲いていた。霜が降りる頃掘りあげたダリアの球根は、木箱で大鋸屑の中に入れ、翌年の春まで室(むろ)で保存していた。球根に墨字で品種名を書き込む母の姿が今でも瞼に浮かぶ。
ダリアは花色が多い上に、品種改良が盛んで、〝ダリアおじさん〟の花壇にも多くの品種が植わっているが、施肥の際、幾分チッソ分が多かったようで、丈が伸び過ぎ、十七日明け方からの雨交じりの風の被害を受けていた。ところで、市役所職員は前庭の花壇の世話をボランティアに任せて、のうのうと花を楽しむだけか?
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