タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 裁判員制度導入 ≫

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 柏木町の西側の高台には、北側に裁判所庁舎があり、南側の釧路法務総合庁舎と向かい合っている。釧路法務総合庁舎は、釧路地方検察庁・釧路区検察庁・釧路公安調査事務所が使用していて、正面入り口の真上の壁面に、平成21年度5月までに導入される<裁判員制度>の大きな赤文字が貼られ、ひときわ人目を引く。P1020366P1020414
 2月15日付『北海道新聞』第25面〈道東〉に、裁判員制度の導入に備えて、釧路地裁で12日から行われた模擬裁判が、14日に終了したことを報じる記事が掲載され、参加した市民から、裁判の進め方や専門用語の説明について配慮を求める意見が出ていた。
 選挙権を持つ人ならだれでも、裁判員に選ばれる可能性があるというから、制度の仕組み・問題点・運用のあり方を、できるだけ簡便に知るために、『 imidas SPECIAL 時事&トレンド解体新書』(集英社)を購入して読んでみた。
 私は、検察審査員でさえ、検察官による不起訴処分の妥当性を審査することは、たまたま選ばれた普通の市民に大きな精神的重圧がかかると考えるので、いくら「司法制度の改革」という流れを背景に導入されたとはいえ、十分な準備期間もないまま、裁判員として重大な刑事事件の裁判に参加する気にはならない。

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