タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

第69回読売文学賞の選考委員「選評」に見る首尾一貫性を欠く漢字・漢熟語表記

※ 上掲の漢字・漢熟語表記例は、ポインターを当てクリックすると拡
 大できる。

 第 69 回読売文学賞の受賞作品が2月1日付で発表され、同日付『讀賣新聞』第23面に掲載された。研究・翻訳賞は関口時正氏訳のボレスワフ・プルス『人形』、詩歌俳句賞は山口昭男氏の句集『木簡』、評論・伝記賞は米本浩二氏の『評伝 石牟礼道子 渚に立つひと』、随筆・紀行賞は保苅瑞穂氏の『モンテーニュの書斎「エセー」を読む』、小説賞は東山彰良氏の『僕が殺した人と僕を殺した人』、戯曲・シナリオ賞は受賞作なし。

 タック爺はどれもまだ読んでいないし、今後読むかどうかも分からない。今回は、選考委員による小説賞受賞作品の選評の中で目に付いた、首尾一貫性を欠く漢字・漢熟語表記を俎上に載せてみた。

 信奉する危なげな基準(具体的には1月 31 日投稿の 「過ぎたるは猶及ばざるが如し」を参照されたい)に依拠し、選考委員にいちゃもんを付けるとは「身の程知らず」ではないかしらん。後ろで家内がぼそっと「ブーメランは怖いですよ」と。むむっ、然もありなん。
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