タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪街の風景 (白樺台)(2)≫

P1020433 平成20年2月26日付『釧路新聞』第15面に、「市営住宅を改築・延命」という大見出しで、釧路市が新年度から四年計画で行う、白樺台C団地のトータルリモデル事業が紹介されている。
 さっそく現地を実際に確かめるため、道道142号、釧路環状線(根室浜中釧路線)の北側の白樺台七丁目の高台から、四丁目C団地(写真中央最奥の赤い屋根の平屋)を遠望した。
 次いで、少し桜ヶ岡方向に戻って白樺台通に入り、白樺台中央公園東側に沿って南へ進むと、桂恋地区と境を接する四丁目の南西端にいたる。町界となっている道路の南側は雑木林の斜面で、環境整備がなされた三丁目と比べて、ここは、いかにも街外れという感じで雰囲気が全く異なる。
P1020431P1020432 左の写真は、桂恋地区側の斜面から撮影したC201号棟とC202号棟である。右の写真は、白樺台中央公園を挟んで二丁目東端から同じ住宅を撮影した。両棟とも半数が空き家で、周囲は荒れ放題になっている。
 市の計画では、初年度の改修対象は2棟8戸、「内部を改築し、一戸の部屋数を減らして間取りを拡大、新たに浴槽を設置する」(同新聞)という。この事業は、「狭くて風呂がない」という理由で市営住宅が空き家となるのを防ぐのが目的である。
 しかし、築四十年を経過したC団地を快適な住環境に変えるには、住宅の改築だけでなく、深い窪地の雑木林に雑草が茂るにまかせた白樺台中央公園の南半分を、公園らしく手入れし直す必要がある。鬱蒼とした藪は、周囲が急傾斜で危険でもあり、ゴミの不法投棄も目立つ。北半分と比べると、落差が大きすぎる。

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