道東のヤマベ釣り解禁は、特定の保護河川を除いて七月一日なので、七月六日にフキ採りを兼ねて入川してもヤマベは既に釣られてしまい期待薄だと思ったが、女房が選んだ二か所では、いわゆる新子ヤマベ(10㌢くらい)がよく釣れた。釣果は、三時間(午前二時間、午後一時間)で二人合わせて83匹。女房は14~15㌢の残りヤマベを三匹(写真上段は午前中の二匹)ゲットした。
水量は意外に少なかったが、深みで大物を狙ういわゆるドッポン釣りではなく、浅いザラ瀬を流す釣りなので気にはならない。ミチイト0.8号、ハリス0.6号、3.0㍍の先調子の竿、軽めの重りで餌はイクラ。神経を竿先に集中し、ヤマベのかすかな当たりに竿を合わせる繊細な釣りである。この仕掛けで、昨年は37.0㌢のニジマスをものにしている。体を低く構えて竿をたて、竿先のしなりで魚の力を吸収するのがコツである。
午前二時間の釣りの後、場所を移動し、フキ採りをした。六月の天候不順のため例年より丈は少し足りないが、柔らかい青フキを肥料(20㌔)の空き袋に二つ採取。車を止めた場所から二百㍍を担いで運ぶのが大変だった。担いで藪出しするのを厭うとよいフキは採れない。袋を肩から下ろし足元を見ると、エゾノクサイチゴの実が赤く実っていた。この後の午後の釣りは、一時間で切り上げ、帰路についた。
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