時事通信社が2月9~12日に、全国の成人男女二千人を対象に、個別面接方式で実施した全国世論調査(有効回収率63.3%)で、野田どぜう内閣の支持率(支持率の推移グラフは、2月17日付『北海道新聞』第4面から転写)は、前月比3.5ポイント減の24.9%と続落し、不支持率は4.4ポイント増の52.7%と政権発足後初めて半数を超えた。
<内閣を支持する理由>
■他に適当な人がいない(10.4%)■首相を信頼する(6.3%)
■誰でも同じ(6.2%)
<支持しない理由>
■期待が持てない(34.9%)■政策が駄目(22.8%)
■リーダーシップがない(21.9%)
<政党支持率>
■自民党(12.3%)■民主党(10.1%) ■公明党(3.4%)
■みんなの党(1.7%)■共産党(1.6%)■社民党(0.5%)
■国民新党(0.2%)■立ち上がれ日本(0.2%)
■支持政党なし(68.2%)
高い「支持政党なし」のパーセントは、既成政党に対する不信の強さを示すが、反面、政治に対する無関心あるいは無責任を示す数値でもある。支持政党なしの風向きはどうにでも変わりうる。おかしな煽動者が現れ、日本国をおかしな方向に導かないように注意が肝心だろう。
橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」が目指す国政進出の動きに対して、私は何か胡散臭い感じを抱いている。現在、この会の勢いは無党派層の風向きを容易にに変える力を有している。確固たる信念もなしに維新の会にまつわりつく連中が多すぎる。気がついてみれば、日本はタヌキの泥舟になりかねない。
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