いま我が家の庭を訪れる小鳥たちの中で、スズメは雌雄の判別が困難だが、シジュウカラは喉からお腹に掛けて伸びる黒い帯の太さで、オオカワラヒワは身体の色彩の違いで容易に分かる。
朝食後にコーヒーを飲みながら居間で寛いでいると、数羽のオオカワラヒワが入り交じって飛来するのが見え、2羽がタイミングよくエゾシャクナゲの梢に止まった。左が雌で、右が雄。 「そろそろお山に戻って巣作りを始めようかしら」「うむっ、そうだな、だいぶ春めいてきたな」
「シジュウカラさんたちも帰るって」
「どれ、爺さんにちょっくら挨拶するか」