日本の国土は雨が多いため、蛇紋岩や石灰岩が露出する高山(アルカリ性)、あるいはヨシやミズゴケが腐朽しないまま堆積する湿地(酸性)を除いて、土壌は一般的に弱酸性か酸性がほとんどである。
従って、アジサイを普通の庭土で育てれば当然青色になるはずだが、我が家の庭で桃色が咲くのは、エンドウを栽培する際、土壌に石灰を混入し、翌年、その土壌をあちこちで再利用するため、PHが酸性から中性になっている箇所があるのではないかと思われる。
今年は、二個の鉢で、用土だけでなく肥料にも変化を与えて、写真上段<左>に青色、<右>に桃色という結果がでるかどうか、八月に花が咲くのを楽しみにしている。
写真中段<左>は、庭土2・腐葉土3・粘土質赤土1・牛糞堆肥1・小粒火山礫二種2・火山砂1の割合で用土を調合。
写真中段<右>は、庭土3・腐葉土2・粘土質赤土1・牛糞堆肥3・小粒火山礫1・有機石灰少量の割合で調合。
アジサイの花色は、用土以外に肥料と用土中のアルミニウムの相性も影響する。青色を咲かせたい鉢には化成肥料のみ、桃色を咲かせたい鉢には、化成肥料に魚粕や骨粉(リンサン)を加えた。防虫剤のオルトランDX粒剤やカルホス粉剤は花色に影響しないだろう。
アジサイは生長力旺盛なので、昨年の根株は竹箸でほぐし、根の三分の二を切り落とし、枝数も少なくした。
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