タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<釧路市の新図書館整備計画の素案>

 <11月26日付『北海道新聞』第24面の記事の見出し参照>

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 <同日付『釧路新聞』第1面の記事の見出し参照>

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 <同新聞・第14面の記事の見出し参照>

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 <現在の市立釧路図書館>

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 現図書館の老朽化に伴う新図書館整備計画について、釧路市教委は25日、「新図書館整備市民検討委員会」が9月に出した提言や市民アンケートの意見を踏まえ、「基本的な考え方」の素案を市議会議案説明会で示した。素案では、新図書館は、独立した新築ビルではなく、北大通10に建設予定の北海道銀行ビル(画像<下段・右>の新図書館建物イメージ図は、前掲『北海道新聞』から転載)3~7階に入居することになっているが、この間借り方式には市議会で異論があり、正式な整備計画が市教委の思惑どおり運ぶかどうかは予断を許さない状況にある。

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 新図書館「素案」の新聞記事を読んで、11月26日午前9時15分、私は駐車場から釧路市生涯学習センターに通じる歩道橋の上で現図書館の建物を撮影した。朝日を浴びて佇立する建物を眺めながら、私は、「私たちと図書館をつなぐ会・くしろ」が23日に開催した「釧路らしい図書館を」と題するシンポジウムで、間借り方式に疑問を呈し、文化都市釧路の「図書館には独立した立派な建物が必要」と提言する鈴木史朗・北海道教育大学名誉教授の釧路文化人としての矜持と見識に共感を覚えた。在職時に北海道教育大学附属図書館釧路館々長として長く図書館運営に携わった鈴木氏の言葉には、経済効率しか念頭にない行政の人間の遠く及ばない重みがある。
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