タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

大相撲5月場所8日目=栃ノ心はがっぷり右四つの力相撲で逸ノ城を破り中日(なかび)で給金を直す

 迫力満点の重量級対決、栃ノ心・逸ノ城戦。両者互角の立ち合いでがっぷり右四つ。先に左上手を引いた逸ノ城が東土俵に寄ると、栃ノ心も左上手を引いて揉み合い、逸ノ城がやや有利な体勢。逸ノ城の吊りを残した栃ノ心は、膠着状態を嫌って右下手投げを打ち、密着した体が空くやすかさず左を巻き替えて双差し。強力な引きつけで腰が浮いた逸ノ城を吊り気味に西土俵に追い詰め、満身の力を込めて寄り切った。

 これではもう豪栄道や高安の出る幕はない。堂々たる大関相撲である。この頃は、飛んだり跳ねたりの突き押し相撲が多く、タック爺は苛立ちが募っている。けれん味のない四つ相撲こそが大相撲の醍醐味。栃ノ心、頑張れ

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