毎度馴染みのスーパマーケットの対面販売鮮魚コーナーに、ロシア産ハナサキガニがあるのを見て、「あれぇ、ロシア産だよ」と思わず声が出た。呼び名のハナサキは根室の地名「花咲」が由来とばかり思い込んでいたが、考えてみると、このカニは、ベーリング海・オホーツク海沿岸・サハリン・千島列島に分布するから、ロシアからの輸入ものが店頭に並んでも不思議ではない。北海道周辺では納沙布岬周辺海域が漁獲の中心で、ハナサキガニ=花咲ガニのイメージが定着していたのだ。名前は「カニ」だが、分類上は「ヤドカリ」の仲間だそうだ。
ずしりと重く1.4㌔/㌘、弐千五百円也。
既にタラバガニを食べ、毛ガニも食べたことだし、そうそう贅沢できないなぁ、と思っていると、女房が体面のおばさんと話を始めた。いつもの購入のパターンである。当方が、アララッ、と見守るち、商談成立。
かくして、今宵の剣菱の肴は弐千五百円のハナサキガニと相成った。日本国の財政は、借金が壱千兆円を超え、危機的な状況にあるというが、我が家の財政は欧州の優等生ドイツ並みなのかも。
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