<画像 (下)> 釧路川左岸・幣舞橋袂から右岸・久寿里橋方向を撮影 <「ホテルパコ釧路」の屋上と玄関> 昭和62年に「ホテルパコ帯広」をオープンし、道内に急速にチェーンを広げたカネトモと、「ホテルパコ釧路」を経営するカネトモの関連会社ケーユーは、3月17日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、保全及び監督命令を受けた。
ケーユー経営の「ホテルパコ釧路」は、愛媛県在住の知人が来釧のたびに利用したホテルで、割安な宿泊料ながら質の高いサービスを提供すると聞いていたので、今回の倒産の報は意外だった。
負債額は、カネトモが46億円、ケーユーが26億5千万円。道内外ホテルチェーンの攻勢で収益が急速に悪化し、最盛期の平成18年に計上した売上高121億円は、平成24年に22億円、平成26年には5億円にまで激減していた。釧路ではこの十年来、ビジネスホテルが雨後の筍のごとく乱立し、集客に鎬を削っているが、安倍内閣の経済政策の恩恵に浴さない不景気釧路には過剰なホテル数である。いずれは共倒れだろう。
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