自民党内では早くから「麻生内閣では選挙は戦えない」という風が定着し、次期衆院選立候補予定者は、麻生首相とツーショットで政治活動広報ポスターを作ることを敬遠してきた。
小沢一郎・民主党代表の第一秘書逮捕という突然降って湧いた僥倖の後でさえ、内閣支持率微増(16%)では、麻生首相が困難な政権運営を強いられることは避けられない。ツーショット・ポスターなどとんでもないというのが本音だ。 それに対して民主党は、小沢代表の下で一枚板の結束を誇り、千載一遇の好機を逃すまいと政権奪取に向けて邁進してきたのではないのか。
仲野博子は小沢一郎と一心同体だったはずだ。昨年の秋から小沢とのツーショット・ポスターを貼り巡らしてきたのに、十六日、釧路市内を隈無く車で走り回ったが、ポスターはものの見事に消滅していた。
政権交代を悲願とする清廉潔白な小沢代表とは、そんな薄っぺらな繋がりだったのだ。今後、誰と組むつもりか知らないが、民主党内は自民党に引けを取らない寄り合い所帯である。この際、鈴木宗男を選んでみたらどうか。十四日、弟子屈の新春交礼会は政権交代と検察批判で盛り上がったと聞いた。宗男(東京高裁控訴審判決<懲役2年・追徴金千百万円)/博子のツーショットを是非見たいものだ。
小沢/石川のツーショットは十三日に幕別町内で撮影し、さすが石川和裕は骨があるなと思っていたところ、十四日、池田町で行われた国政報告会(写真は、3月15日付『北海道新聞』第31面〈第1社会〉から転写)では、マイクを持つ本人の前後に張られたポスターから一郎親分の顔が消えているではないか。「何らやましいところはない」のなら「小沢隠し」をやる必要はない。不甲斐ない乾分を持って一郎親分も慨嘆に耐えないだろう。ま、この親分にしてこの乾分ありか・・・
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