私は長い間、インターネットのサイト閲覧ブラウザーに、ネットスケープを利用してきた。Mac<OSX>になっても、サファリには何となくなじめなかった。しかし、ネットスケープ社がマイクロソフト社との「ブラウザー戦争」に敗れ、同社のブラウザーはついに姿を消した。
この春、デスクトップ・パソコンに、Win vistaではなく、Mac mini<OSX10.5>を加えて以来、ブログ用ブラウザーにはファイアーフォックス3を使用している。Macの場合、通常は、メールでもネットサイト閲覧でも自動的にサファリが起動するので、サファリ3.1にも違和感がなくなりつつある。
長年使用したWin 98が息絶えてからは、インターネット・エクスプローラとは縁が切れ、Mac mini<OSX10.3>のマック用インターネット・エクスプローラも、サファリに切り替えた。上の写真(8月30日付『讀賣新聞』第11面〈経済〉から転写)のように、新しいブラウザーが続々と開発され、既にマイクロソフト社の独壇場は崩されている。
私がブログ用に使っているファイアーフォックスは、多数の技術者が開発に参加できる「オープンソース」という方式が特徴である。どのような分野でも、一社による90%以上の寡占状態が続けば、弊害が出るのは当然である。マイクロソフト社の独占を崩し、各社がブラウザーの機能強化を競い始めたことは、ネット利用者にとって喜ばしいことである。
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