思い立って千葉のローカル線に乗ってきました。今回は小湊鉄道といすみ鉄道です。両線とも電化されていないのでディーゼルカーが走ります。二つの路線は上総中野という駅で乗り換えられます。(線路はつながっていませんけどね)ルートは総武線で千葉まで行って内房線で五井、そこから小湊鉄道で上総中野まで、いすみ鉄道に乗り換えて大原に出て外房線で戻ります。ちょうど千葉の半島を横断する形になります。五井の駅で待っていたのは、子供のころに連れて行ってもらった母の故郷の桃川駅に止まっていたディーゼルカーを思い出させる古めかしい車両でした。上総牛久行きでしたが、1両編成の冷房車にコトコト揺られて行くことにしました。上総牛久で次の列車が来るまでその辺を散歩して時間をつぶします。やってきたのは養老渓谷行き。終点の上総中野行きではないし、さっきと違って2両編成の冷房無しですが、1時間以上待っていても仕方が無いので乗り込みます。養老渓谷から上総中野まで歩いて(これが田舎の山道にふさわしくアップダウンがあるし回り道をしているので思いのほか時間がかかりました)いすみ鉄道に乗り換えます。こちらもディーゼルカーですがワンマンで車両もちょっとだけ新しい感じです。途中学校帰りの高校生でいっぱいになったりしながら大原の駅に着いたころは日も落ちかけて薄暗くなっていました。どちらの路線も狭い山道や野原をのんびり走ります。都心では少なくなったレールの継ぎ目が規則正しい音を立て、本当に懐かしい気分になりました。ちょっとした小旅行みたいで楽しかったですよ。