初冬の高川山。
高川山というとあのビッキーを思い出す人もたくさんいると思います。
10年位前から高川山山頂にいる名物犬で『山頂犬』、『仙人犬』などと呼ばれ親しまれていましたが、昨年、山頂近くで逝ってしまいました。お主は百名山ばかり登っていたので、ビッキーのことを最近まで知りませんでした。
今日はビッキーを偲んで高川山の登山と帰りにビッキーのお墓に寄ってお参りもしてきましたよ。
いい天気で富士山写真もゲットしてきました。
在りし日のビッキーの姿です。
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12月11日、前回の登山(越後駒ヶ岳)より約2ヶ月ぶり。1年前より10kgも太り、練習も一切やっていないぷよぷよ登山です。
国道から自徳寺方面への細い道に入っていきます。中央線のガードを潜り抜け、自徳寺の前を墓地の方へ標識に従い左手に進みます。このお寺にビッキーが眠っているんですよ。
墓地を右手に見ながら狭い登山道を上がっていくと道の両脇がちょっと広くなってるところがあります。ここには5~6台の車の駐車スペースとなってます。『熊出没注意』の看板があるところです。今日は既に2台の車がありました。
ここに車を止めてスタートします。
目印の『熊出没注意』の看板です。
最初はこの林道を歩いて行きます。
5分もすると、登山口に到着します。ここは男坂,女坂と玉子石の分岐となっています。男女坂方面は階段を登り、玉子石ルートは更に林道を上がっていきます。針葉樹林帯からスタートします。
針葉樹林帯を抜けるといきなり痩せ尾根の急登が始まります。これは、男坂が終わる迄続きます。
写真では天気が悪いように見えますが、快晴なんですよ。
このルートはちょうど、北斜面に当たる為、先日、降った雪がまだ残っていました。
男坂、女坂の分岐に到着しました。体は男坂を登っていましたが、気持ちは既に女坂をずんずん登っていました。
男坂は果てしなく急登が続きます。練習不足のお主には険しいアルプスを登っているように思えます。
このルートはちょうど、北斜面の日陰に当たる為、先日降った雪がまだ残っていました。
明るい日差しが少しずつ見えてきました。
ようやく明るいところを歩けそうです。
母ちゃんはお主を見放して先に行ってしまいました。
ビッキーはこんな急な山道を毎日駆け回っていたのでしょうか。十回近い冬を山の上で過ごしたビッキー、寒くなかったのかな?
ようやく道標が見えてきました。ようやく男坂が終わります。
男坂、女坂の合流地点あたりから木の枝越しに富士山も望める様になります。
岩場越えると、
一段高いところに上がりました。
アップダウンしながら尾根道を登っていきます。
山頂の直下の分岐です。羽根子山、大岩山方面との分岐となっています。
山頂間近です。あとちょっと。
山頂が見えてきました。
高川山山頂からの富士山です。
高川山頂きました。
快晴の富士山もゲットしました。
寄った写真です。
左側に河口湖ルートの七合目から八号目の小屋が集中しているつづら折りのルートがよくわかります。
高川山山頂です。岩が多いですがそこそこの広さがあります。向こう側に一段低くなっている場所があります。ビッキーはそこで最後を迎えました。
ビッキーと書かれた屋根の付いた箱の様なものがあり、その中に日記帳やら誰かが撮ったビッキーの写真集が入ってます。
『高川山の孤高犬・ビッキーに捧げる』とのタイトルの写真集です。
ビッキーを撮った数十枚の写真で構成されています。
遠くに南アルプスの間ノ岳が見えました。
山頂で早めの食事をとり、そろそろ下山します。
ビッキーが駆け降りていた熊笹の山道を降りていきます。
男坂、女坂分岐です。下山は女坂を下ろうと思います。
女坂は左側に巻くよう降りていきます。
ここが崩壊地です。ロープが張ってあります。
他のブログでビッキーはこの先まで降りてきていた様です。
女坂と玉子石コースの分岐です。女坂には落石する様な場所があるらしいです。どうせなので左に曲り、玉子石コースで戻ります。
一旦沢まで下っていきます。
このルートの正念場、ちょっと狭い登山道となります。登下降のすれ違いには要注意です。
だんだん白くなってきました。まだ雪が解けずに残っている奥まった川沿いを下っていきます。
『へっぴり腰のヘッピリ』が出現しました。出没注意です。
舗装された林道に出てきました。
男坂、女坂分岐の登山口に到着しました。
ビッキーのお墓は高川山の登山道の途中の初狩駅そばの自徳寺の墓地にあります。
ビッキーのお墓は墓地の真ん中にある大銀杏の大木の下に葬られています。大銀杏は一本しかないので、行けばすぐに分りますよ。黒いお墓がビッキーのお墓です。
ビッキーは青空の下、高川山と滝子山に見守られながらゆったりと過ごしてます。
滝子山もいいですね。
登山後、笛吹方面に出かけました。高速から雪を被った白根三山が見えました。
小作の豚肉ほうとうに舌鼓。
登頂日:2011年12月11日 形態:日帰り メンバー:夫婦 天候: 快晴 標高:976m 標高差:476m コースタイム: 2時間50分 (休憩、食事他全てコミコミのタイム)
コース:林道駐車場所より→玉子石分岐→男坂→高川山山頂→女坂→ 玉子石コース→林道駐車場所→自徳寺