笠ヶ岳・笠新道、日帰りの超ロングトレイルです。
コースタイムだけで往復で13時間45分もかかります。
今日は気合を入れて 『行くぜぇっ!』 って感じです。
5時に新穂高温泉よりスタートします。
新穂高温泉の無料駐車場です。深山荘の手前にあります。
一旦、バスターミナルに出てそこから左手の橋を渡り、奥へ舗装路を進みます。
まずは林道歩きからスタート。約1時間位歩きます。
舗装路をすすむと左手にホテルニューホタカがあり、その先にゲートがあります。
治水工事などを見ながらの林道歩きです。
6時前ですが、この時間になると山の頂に日が当たり始めました。今日は 雲一つない天気です。
笠新道登山口に到着しました。このままあと10分も歩くとわさび平小屋があり、小池新道と続いています。登山口の階段横には水場があります。
木々の間からはこの間登った焼岳が見えてきましたよ。
休憩も取らずに笠新道に取り付きます。ここから杓子平までの標準コースタイムは4時間20分、抜戸岳の稜線迄は5時間40分と気の遠くなる様な時間です。
振り向けば穂高連峰が迫ってきます。
笠新道登山口から既に2時間半、新穂高温泉より3時間が経過しました。
まだ尾根にも取り付けませんが、天気がいいと笠新道の長さは気になりませんよ。
笠新道もようやく終わり、尾根の杓子平に上がると目の前に笠ヶ岳が突然姿を現します。
天気が良ければ気分が高揚する場所です。
抜戸岳です。一気に北アルプスど真ん中の気分です。これ凄いですよ。圧倒的です。
ここで一度休憩を取って再びスタートします。杓子平を過ぎると最初は緩やかですが、じょじょに斜面がきつくなって急登となります。急登中は足下に注意して登って行きます。写真を左ななめの白い線のところを上がっていきます。
ようやく稜線上に出ました。 ここから逆方向に10分で抜戸岳、2時間30分で弓折岳で3時間30分で双六小屋に辿り着くでしょう。
ここは標高2,750mと言う標識でした。
さあ、ここからまだ1時間以上かかります。『あーしんど!』
この頃よりガスが出始めました。
アップダウンを繰り返して笠ヶ岳に近づいて行きます。
先は長そうですね。
とうとう笠ヶ岳山荘が姿を現しました。このガレ場がキャンプ場となっています。ガレ場を通過すると
笠ヶ岳山荘に到着です。
流石に健脚向きのコースで、ザックを下ろして山荘の前に敷いてあるブルーシートの上に転がり込みました。
ザックを下ろして、力を振り絞って最後のガレ場を登り山頂へ向かいます。
山頂が見えてきました、登頂間近です。
笠ヶ岳山荘を経てようやく山頂へ到着。山頂の広さは数十名がいられる広さで、広からず狭からずといったところ。
記念写真を一枚。雲の間から見える景色をひとしきり楽しんだ後、名残り惜しいですが、笠ヶ岳山荘に下ります。
一旦、笠ヶ岳山荘へ戻り、昼食を取った後、急ぎ足で稜線をまた戻ります。もちろん、ほとんどの人が山荘泊の人なんですよね。
山頂と笠ヶ岳山荘を後にします。帰りの標準コースタイムは新穂高温泉迄で約6時間となってます。どちらにしても急いで降りないと日が暮れてしまいそうです。
途中ですれ違う人達からは『今から下りるんですか?』とか『すごいねぇ』とか言われます。小屋に泊まりたかったけど、ダッシュで下山します。
抜戸分岐に到着しました。これから先に見える杓子平まで降りて行きます。
夕方暗くなる前に新穂高温泉迄戻って来ることが出来ましたが、休憩、食事のコミコミで12時間かかりました。
流石に疲労困憊。帰りは『中崎山荘 奥飛騨の湯』で一風呂浴びて12時間の山行の疲れを癒やしました。
登頂日:2010年8月22日 メンバー:単独 天候: 晴れ 標高:2,898m
標高差:1,808m コースタイム:12時間休憩、食事他全てコミコミのタイム)
コース:新穂高温泉より→笠新道登山口→杓子平→稜線分岐→笠ヶ岳山荘→笠ヶ岳山頂 (下山は同一ピストン)