南アルプス。
急峻な山容ではありませんが、実際に登って見るとどの山も高く、また、厳しい山である事に気づきます。
9月27日-28日に会社の友人たちと南アルプス、白峰三山一泊テント泊縦走に行ってきました。
白峰三山とは、北岳、間ノ岳、農鳥岳の三つの山を指してこう呼びます。
************************************************************************************
前日の深夜、東名と国道を乗継ぎ、芦安ではなく、奈良田温泉へ向かいます。谷沿いの駐車スペースで仮眠をして広河原への始発のバスを待ちます。
今回のコースルートは広河原より→二俣・左俣コース→八本歯のコル→北岳山頂→北岳山荘(テント泊)→中白根山→間ノ岳→農鳥小屋→西農鳥岳→農鳥岳→大門沢下降点→大門沢小屋→奈良田と帰りは奈良田に下りてくる様に設定したので、車を奈良田に置いて広河原へバスで向かいます。
6時30分、広河原アルペンプラザに到着しました。北岳、鳳凰三山へ登る人、北沢峠(甲斐駒ヶ岳、仙丈岳)へ向う人がいます。天気が良く、はやる気持ちを押さえて記念写真を撮ってスタートします。
なんといきなり北岳です。合成写真の様に雲一つない青空に北岳が浮き出た様です。
ゲートをくぐり抜けると、野呂川を渡る吊り橋があります。渡るとそこに広河原山荘があます。ここで登山届を記入してスタートします。
広河原山荘の脇に登山口からスタートします。最初は大樺沢沿いに上流を目指して行きます。ほどなくすると白根御池小屋大樺沢分岐がありますが、大樺沢の二俣を目指します。
この季節でもいろいろな花が咲き乱れています。
沢沿い歩きが続きます。そして、崩壊地を迂回しながら上がって行きます。
二俣まではおおよそ2時間くらいです。バッタにバッタリ。
登っていると時々北岳が姿を現します。
鳳凰三山の地蔵岳と観音岳が見えてきました。
9月も後半にもかかわらず日差しが強いですね。
この時期でも残雪があります。
この頃より睡眠不足のせいか休憩やタバコが多くなり一向に進みません。
北岳バッドレス、どこからかクライミングをやっている声が聞こえます。
今度は鳳凰三山全景です。白ザレがよくわかります。
この辺りは既に紅葉が始まっています。
甲斐駒ヶ岳の頭が見えてきました。
この辺りも紅葉が進んでいます。
階段、梯子が連続すると八本歯のコル間近です。
八本歯のコルに到着しました。ハシゴもありさすがにこのあたりは急峻な地形で要注意です。ペースが遅いので時間の経過と共にお主も疲れてきました。既に7時間近く経過しています。
昼食を取っていなかったので、ここで休憩をとりながらこの後の事を話し合いました。
富士山です。
とうとう間ノ岳が姿を現しました。
池山吊尾根分岐です。まっすぐ登れば北岳山頂へ、左へ曲がれば北岳山荘です。ペースが遅いので時間の経過と共にお主も疲れてきました。
更に遅れているので、計画を変更して今日は北岳山荘を目指す事としました。
北岳山荘に到着しました。既に3時を回っていてようやくと言う感じです。既にガスも出てきました。この後、テントの設営を行います。
今日、北岳へ行けなかったので、明日、手ぶらで北岳、間ノ岳を回ってピストンで広河原に戻ることにしました。
翌日の朝、北岳を目指します。分岐から山頂迄は足場が悪い斜面を登りますので要注意です。
北岳、登頂しました。標高3,193mです。
仙丈岳です。標高3,032mですが、小さく見えます。 大仙丈沢カール、小仙丈沢カールが良く見えますね。
中央アルプスが見えています。
甲斐駒ヶ岳とアサヨ峰です。
この足でそのまま中白根山と間ノ岳に向かいます。アップダウンはありますが、緩やかな稜線なのでそれほどきつくはありませんが、寒いです。時々、風も吹くのですが、この風が寒いの何のって。
中白根側からの北岳です。
中白根山です。
間ノ岳です。標高3,189mです。
この後、北岳山荘のテント場に戻り、テントを撤収して下山を開始します。この頃より稜線付近は何と雪がちらつき始めました。それほど、寒かったんですね。
ぎりぎりで広河原から奈良田へのバスに乗り込み帰りました。帰りは日帰り温泉に無料で入る事が出来ました。
登頂日:2008年9月27日-28日 形態:テント泊縦走 メンバー:3名 天候: 晴れ 標高:3,193m 標高差:1,673m コースタイム:7時間(休憩、食事他全てコミコミのタイム)
コース:(1日目)広河原より→二俣・左俣コース→八本歯のコル→北岳山荘
(2日目)北岳山荘→北岳→中白根山→間ノ岳→北岳山荘→八本歯のコル→二俣→広河原
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます