9月初、南アルプス、甲斐駒ヶ岳の三回目のリベンジです。
実はこの甲斐駒ヶ岳ですが、南アルプスのや日本百名山の中でも人気の高い山なので早くからチャレンジしていましたが、相性が悪いのかなかなか登頂できませんでした。一度目は昨年、2008年8月、二回目は同じく2008年の10月に甲斐駒ヶ岳の登山を試みました。
一回目の登山は2008年8月予約もせず何とかなるだろうと一泊二日で甲斐駒ヶ岳、仙丈岳へ出かけました。ご存知通り、南アルプスは原則、完全予約制です。当日朝より長衛荘では週末の土日で予約が無ければ宿泊出来ませんという貼り紙迄貼ってあります。交渉しましたが、どこの小屋も断られ、泣く泣く退散してきました。多分、山の上の小屋なら何とかなったかも。しかし、あまりいい行為ではないですね。
二回目は2008年10月末、会社の友人『山爺』と仙丈岳と甲斐駒ヶ岳の1泊2日で計画しました。一日目は天気が今一だったので仙丈岳へ、甲斐駒ヶ岳は二日目の天気に賭け、一日目の仙丈岳の登山に出かけました。高層の雲があって曇っていますが、ガスっている訳でもなく『無敵艦隊』は快適な登山が出来ました。そして北沢峠の長衛荘に宿泊しました。宿泊客は少なく10名程度で広く快適でしたよ。
翌日、4時半頃に起床してあたりがまだ暗いうちに甲斐駒ヶ岳に向けて出発しましたが、仙水小屋を通り過ぎたあたりより強い風が吹き始め、仙水峠手前のガレ場あたりより雨がぽつぽつ降り始めました。
そして、仙水峠に到着した頃より雪に変わっていきました。雪は次第に強さを増しています。強くなる雪を眺めながら林の中で小屋で支給されたお弁当を食べていると、登山を断念した男性二人組が降りてきました。上の方はもっと激しくて白く積もっているらしく、『アイゼンも持っていないので、今日は止めます』 と言って降りて行きました。
『オレ達もやめますか』という事でお弁当だけ食べてそれ以上の高みには上がらずに下りて行きました。その時の写真です。バックには摩利支天です。詳細はまた、ブログにアップしますね。
さあ今日は三度目の正直、今回はお主とかあちゃんでリベンジです。芦安に車を止め仮眠を取って朝一の広河原行きのバスに乗り込みます。
そしいて広河原で北沢峠行きのマイクロバスに乗り換えます。広河原では北沢峠行きのマイクロバスを約20-30分待つことになります。
北沢峠で準備を整えてスタートします。今日は日帰り登山なのでバスのタイムリミットもあり、時間の浪費は出来ません。
北沢駒仙小屋に向けて林道を歩きます。
仙水峠手前のガレ場です。足元に気を付けながら登っていきます。
仙水峠に到着しました。数名の登山者が既に休憩しています。
樹林帯を抜けると松林の尾根に変わっていきます。
だんだん甲斐駒ヶ岳の頂上付近が見えて来ます。甲斐駒側は高層の雲が少しあるくらいです。
仙丈岳が見えて来ましたが、かなりガスってますね。
駒津峰の手前で甲斐駒ヶ岳と記念写真を撮ります。
可愛いい花ですね。
駒津峰に到着しました。あと1時間半かかるそうです。この後六方石を通り、ダケカンバの林抜けて頂上へ上がります。
駒津峰からは稜線づたいに上がっていきます。最初はアップダウンの繰り返し。結構、手足を使って進むところが多いです。六方石より上はだんだんとザレ始めます。
危険な様に見えますが、ちゃんと注意を払っていれば大丈夫です。
今、上がってきた道を振り返ります。
この先より、完全なザレ場となります。あと一登りです。
ザレてて登りにくいですが、ここが踏ん張りどころです。
ようやく、頂上が見えて来ました。
石の祠です。ぞうりがぶら下がっています。
南アルプス、甲斐駒ヶ岳登頂です。
岩とザレがミックスした広い山頂です。晴れていて良かった。なかなか絶景です。
頂上でひとしきり休憩、昼食をとって早々にピストンで退散します。
次回は日本三大急登である黒戸尾根に挑戦したいですね。
双児山方面から戻れば、時間が短縮出来ましたね。
何とか早い午後一のバスで戻る事が出来ました。芦安の温泉で汗を流して帰路につきました。
登頂日:2009年9月6日 形態:日帰り メンバー:2名 天候: 晴れ 標高:2,967m
標高差:937m コースタイム:6時間30分(休憩、食事他全てコミコミのタイム)
コース:北沢峠より→仙水峠→駒津峰→甲斐駒ヶ岳(下山は同一ピストン)