お客さんの模型用グローエンジンの、オーバーホールを行なった。
先日久々に、模型飛行場へ行った時の事である。そのお客さんは、その機体を何時も綺麗に使っていて、点検を欠かさない。(・・||||r
従って、外見はすごく綺麗なのである。(私が塗装した、FRP製のキャビンも装着されており、ピカピカだ)
又、スゴク調子も良かった・・・らしい。
しかし、かなりの期間使用している。
彼も又、国家資格を取得している、プロの自動車の整備士なのだ・・・それもかなりの経験を積んでいる。
その彼が、少し離れたピットでエンジンを始動した時、私は異変を感じた・・・?
彼は、そのまま飛行場へ・・・その後、何事もない様に離陸した・・・。
ホバーリングを開始したその機体からは、明らかに異音がしている・・・少し振動もあるようだ。
迷ったが、私は彼のもとへ、直ぐに機体を着陸させる様に指示をした。
着陸後、何事だと言う様な顔をしている彼に、その異音がいつ頃から発生したモノなのか?聞いてみた。
彼は、???異音がしている???何の音???
と聞いてきた。
私には原因は何なのか、既に解っていた。
皆さんの中にも、大体察しが付いている方も多いかと思いますが・・・そう、エンジンのクランクシャフトを支持しているビッグエンドのベアリングが錆びているのだ・・・と、確信した。
エンジンの中の事である。
その状態で、長く使用し続ける事は、最悪エンジンブローとなり、重大な損傷を受けたそのエンジンは、使用不能となる。
大袈裟な・・・、と思われる方もいるかと思うが、高速回転中にビックエンドのベアリングが破損すると、クランクケースの中の混合気と一緒に、燃焼室までその破片は到達する。
結果、その破片は殆ど排気されずに燃焼室の中を、のたうち廻る。
こうなるとエンジンは、再生不可能となり、言わば御臨終である。
私は、その事を彼に説明した。彼は、その事を直ぐに理解した様だった。
この手のトラブルは、少しずつその症状が進行する。従って、その僅かな変化に、彼の様な整備のプロフェッショナルでも、気がつかなかったのである。
時間のある時に、エンジンをオーバーホールした。アップした写真は、その時のモノである。
ビッグエンドのベアリングが、かなり錆びている。指で回してもゴリゴリする状態で有った。その彼も、それを見て驚いた。
グローエンジンのビックエンドのベアリングの寿命(普通に使えるのは)は、大体、約3ヶ月~半年程度ではないかと、私は考える。ユーザーが自覚しているかいないかに係わらず、その時点で、サビが発生している。
サンディーフライヤーの方たちは、そのへんをあまり気にせずに、使用している様だ。
ヘリは特に、エンジンが綺麗に回らないと、安定もしないし、上手く飛ばないのである。
注意が、必要である。
修理が完成したその機体を、フライトさせた彼が言った事は・・・このヘリってこんなに静かだっけ?・・別の機体みたいだ・・・だって。そう言ってもらうと私も(*´∀`*)
良い状態と、ダメな状態は誰でも直ぐに解る。
しかし、少しずつダメージを受けている場合には、気が付きにくい・・・エンジンに限らず、何事も異変を感じたら(感じない事も多いが)直ぐ対処する事が大事だと思う。
次回は、そのへんの話を・・・
先日久々に、模型飛行場へ行った時の事である。そのお客さんは、その機体を何時も綺麗に使っていて、点検を欠かさない。(・・||||r
従って、外見はすごく綺麗なのである。(私が塗装した、FRP製のキャビンも装着されており、ピカピカだ)
又、スゴク調子も良かった・・・らしい。
しかし、かなりの期間使用している。
彼も又、国家資格を取得している、プロの自動車の整備士なのだ・・・それもかなりの経験を積んでいる。
その彼が、少し離れたピットでエンジンを始動した時、私は異変を感じた・・・?
彼は、そのまま飛行場へ・・・その後、何事もない様に離陸した・・・。
ホバーリングを開始したその機体からは、明らかに異音がしている・・・少し振動もあるようだ。
迷ったが、私は彼のもとへ、直ぐに機体を着陸させる様に指示をした。
着陸後、何事だと言う様な顔をしている彼に、その異音がいつ頃から発生したモノなのか?聞いてみた。
彼は、???異音がしている???何の音???
と聞いてきた。
私には原因は何なのか、既に解っていた。
皆さんの中にも、大体察しが付いている方も多いかと思いますが・・・そう、エンジンのクランクシャフトを支持しているビッグエンドのベアリングが錆びているのだ・・・と、確信した。
エンジンの中の事である。
その状態で、長く使用し続ける事は、最悪エンジンブローとなり、重大な損傷を受けたそのエンジンは、使用不能となる。
大袈裟な・・・、と思われる方もいるかと思うが、高速回転中にビックエンドのベアリングが破損すると、クランクケースの中の混合気と一緒に、燃焼室までその破片は到達する。
結果、その破片は殆ど排気されずに燃焼室の中を、のたうち廻る。
こうなるとエンジンは、再生不可能となり、言わば御臨終である。
私は、その事を彼に説明した。彼は、その事を直ぐに理解した様だった。
この手のトラブルは、少しずつその症状が進行する。従って、その僅かな変化に、彼の様な整備のプロフェッショナルでも、気がつかなかったのである。
時間のある時に、エンジンをオーバーホールした。アップした写真は、その時のモノである。
ビッグエンドのベアリングが、かなり錆びている。指で回してもゴリゴリする状態で有った。その彼も、それを見て驚いた。
グローエンジンのビックエンドのベアリングの寿命(普通に使えるのは)は、大体、約3ヶ月~半年程度ではないかと、私は考える。ユーザーが自覚しているかいないかに係わらず、その時点で、サビが発生している。
サンディーフライヤーの方たちは、そのへんをあまり気にせずに、使用している様だ。
ヘリは特に、エンジンが綺麗に回らないと、安定もしないし、上手く飛ばないのである。
注意が、必要である。
修理が完成したその機体を、フライトさせた彼が言った事は・・・このヘリってこんなに静かだっけ?・・別の機体みたいだ・・・だって。そう言ってもらうと私も(*´∀`*)
良い状態と、ダメな状態は誰でも直ぐに解る。
しかし、少しずつダメージを受けている場合には、気が付きにくい・・・エンジンに限らず、何事も異変を感じたら(感じない事も多いが)直ぐ対処する事が大事だと思う。
次回は、そのへんの話を・・・