同じ様な話題で、何だかんだと言いながら・・・今回で7回目になる。
その話題も・・・何だか、タイトルとも多少のズレが生じて来てしまったのだが・・・。
前回は・・・優れた耐久性と高い組み立て精度が産業機には求められている・・・と、書いた。
それを、一部具体的に解説してみる事にする。
先ず・・・ピニオンギヤに付いてだが・・・。
通常、模型に使用されているピニオンギヤには、材料費が比較的安いS45C(鉄)が
使われている場合が多い。
このS45C・・・比較的加工もし易いのだが、そのままでは・・・錆びる。
それを防ぐ為に・・・表面処理を行なうのだが・・・通常焼き入れは行っていないので(多分)、
表面に色を付けている。
これを黒染めと言うが・・・錆びないように、表面に黒く色を付けているだけなので、
耐磨耗性と言う観点から見れば・・・あまり良くないのである。
また・・・焼入れをすれば、耐磨耗性は飛躍的に向上するのだが、そのままでは折角作った
製品の精度が狂ってしまう・・・要は・・・変形してしまうのである。
これを通常は・・・後工程の研磨で修正するのだが・・・複雑な形状のピニオンでは難しい。
要は・・・コストが掛かるのである。
だから・・・通常焼き入れは行なわない。
このS45Cでピニオンを製作しても・・・通常、模型レベルでは、全く問題になる事は無い。
まあ・・・磨耗したら・・・その時は、交換すれば良いのである。
処が・・・産業機では、これが問題となる。
弊社では・・・通常、年135時間程ヘリを飛ばす。
フライト回数にして・・・約1000フライトである。
通常・・・模型の世界では、コンテストに出場している人達が、年200フライト程度だと言うから、
その人達と比較しても・・・実に5倍ものフライト回数である。
年間200フライトすれば・・・通常機体には、結構ガタが来る。
でも・・・産業機の場合は、それでは困ってしまうのである。
そこで、大きな力が作用するピニオンギヤには、それなりの配慮をして
設計する必要がある。
この続きは・・・次回に。
その話題も・・・何だか、タイトルとも多少のズレが生じて来てしまったのだが・・・。
前回は・・・優れた耐久性と高い組み立て精度が産業機には求められている・・・と、書いた。
それを、一部具体的に解説してみる事にする。
先ず・・・ピニオンギヤに付いてだが・・・。
通常、模型に使用されているピニオンギヤには、材料費が比較的安いS45C(鉄)が
使われている場合が多い。
このS45C・・・比較的加工もし易いのだが、そのままでは・・・錆びる。
それを防ぐ為に・・・表面処理を行なうのだが・・・通常焼き入れは行っていないので(多分)、
表面に色を付けている。
これを黒染めと言うが・・・錆びないように、表面に黒く色を付けているだけなので、
耐磨耗性と言う観点から見れば・・・あまり良くないのである。
また・・・焼入れをすれば、耐磨耗性は飛躍的に向上するのだが、そのままでは折角作った
製品の精度が狂ってしまう・・・要は・・・変形してしまうのである。
これを通常は・・・後工程の研磨で修正するのだが・・・複雑な形状のピニオンでは難しい。
要は・・・コストが掛かるのである。
だから・・・通常焼き入れは行なわない。
このS45Cでピニオンを製作しても・・・通常、模型レベルでは、全く問題になる事は無い。
まあ・・・磨耗したら・・・その時は、交換すれば良いのである。
処が・・・産業機では、これが問題となる。
弊社では・・・通常、年135時間程ヘリを飛ばす。
フライト回数にして・・・約1000フライトである。
通常・・・模型の世界では、コンテストに出場している人達が、年200フライト程度だと言うから、
その人達と比較しても・・・実に5倍ものフライト回数である。
年間200フライトすれば・・・通常機体には、結構ガタが来る。
でも・・・産業機の場合は、それでは困ってしまうのである。
そこで、大きな力が作用するピニオンギヤには、それなりの配慮をして
設計する必要がある。
この続きは・・・次回に。