ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

制御系の防振に付いての考察・・・パート1

2012-02-26 07:07:34 | マテリアル
前回・・・ある空撮会社所有の空撮機の制御系に・・・異変が発生した。

それを弊社に持ち込んで頂き・・・運良く、その場で修理する事が出来た・・・ところまでは、
前回のブログに掲載した。


何故・・・弊社でこの様な話を、延々とするかと言えば・・・あまりにも、これらの制御系を
安易に取り扱っているケースを見聞きするからで・・・弊社では、
この状況に危惧を抱いているからに他ならないのである。


空撮等に使用する機体を、一般の模型機を製作する様なノリで・・・作らないで欲しい。

特に・・・高度な制御系を搭載する場合など、尚更である。


DJIを取り扱っている代理店も、制御機器が欲しいと言われれば・・・商売だから、当然・・・販売するだろう。
その販売姿勢には、多少問題もあるが・・・非難する事は出来ないのである。


因って、それらの機器のマウントを含め・・・それらを安全に取扱えるのかは?・・・ユーザー自身の問題である。

その場合の殆どが・・・練度が低いユーザーであり・・・機体が安定するからと言う理由だけで、
それらの制御機器を導入する事が多いのだと言うが、十分な知識を持ち合わせる事無く、
それらを扱う事は、非常に危険な事だと・・・私は考えている。


何故なら・・・そもそも制御系におんぶにだっこで飛行せているので、僅かな機体の変調や不調に
気が付かない可能性があるからである。

仮に気が付いたとしても・・・安全に、その対処が出来ないので危険だと言うのが、
その理由だと考えるのだが・・・如何だろうか?

実際には、例え熟練者でも・・・トラブルに遭遇した時、不具合の内容如何に因っては、対処が難しい場合もあるのだ。

だから・・・機体に異変が生じた時は、出来るだけ早く・・・その芽を摘み取る事が必要と考える。


トラブルは・・・得てして、突然現れる事も少なくない様だが・・・実際には、その兆候は、必ず事前にあると思うのだが・・・
大体は・・・気が付かないか・・・まあ・・・この位大丈夫だろうと言って・・・トラブルに遇うのである。


前回お話したユーザーの事例でも、その症状は突然現れたと・・・言っていた。


従って、それらの不調を事前に防ぐ為に・・・どうすれば良いかを、皆さんと一緒に考えたいのである。


要は・・・産業用で使用されているヘリの事故を・・・未然に防ぎたいのである。


不具合の実例を挙げ・・・同じ不具合が発生しない様に、その対策を講じたい・・・と言う事なのだ。

このブログをご覧頂いている皆さんの中には、色々なご意見をお持ちになられている方もお見えになると
思うので、もし宜しければ、そのご意見も頂戴したいと考えている。

因って・・・弊社のブログに、遠慮なく忌憚の無い書き込みをお願いしたいと思うのである。

次回からは、実際の不具合と・・・その対策に付いてお話したいと思うので、お楽しみに。