前回の投稿で、ある警備会社が、ドローンが工場等への侵入を
企てた場合を想定し、その対策として、予め敷地内?に設置した
各種センサーを使って、最大、半径150m程度で飛行している
ドローン(マルチコプタ)のプロペラ音を感知して、データベース
から機種や使用者(操縦者)の特定?を行える技術を開発した事を
お伝えした。
ニュース映像では、至近距離でホバーリングしている、DJI製の
ファントムから発せられるプロペラ音から、検証を行っていた様
だったが、その技術とやらは、本当に実現可能で実効性がある事
なのだろうか?
聞くところによると、その警備会社ではドローンを脅威と
みなしている様で、今回はその対策の一環なのだそうだ。
事の発端は、やはり首相官邸へのドローン落下事件で、それを受け
ドローン対策への取り組みをスタートする事にしたと言う。
それらを想定して、早期発見を行い被害拡大を防止したい
考えの様だが・・・本当に実効性をもってそんな事が
可能なのか?
ここで私の浅知恵をもって、その技術を検証してみたいと思う。
先ず初めに、ドローンの侵入を早期に検知・識別する為に、
予め設置した、音響センサー・画像センサー等を組み合わせて
リスク分析を行い、関係者や関係機関に通報するというのだが
・・・。
ここで問題となるのは、ドローンに侵入された場合の時間的要因
であり、実際には極めて余裕が無い状況が存在する事である。
如何いう事かと言うと・・・例えば時速40kmでドローンが
侵入して来た場合を想定すると、計算上では、150mの距離を
僅か14秒弱で飛行する事になる。
恐らく、この短い時間で全てを解析する事など困難だと考えるし、
仮にその解析が出来たと仮定した場合でも、関係者や関係機関に
通報したり、関係者が現場に駆けつけたりする事は、かなり
無理がある様に思える。
要は・・・ドローンの侵入を検知して、コントロールセンターから
指令が出される頃には・・・全てが終わっている・・・と言う、
事にはならないのだろうか・?
また、IT機器を装備した警備員がリスクに応じた対応を実施する
ともあるが・・・そもそも現場に辿りつけない警備員に、一体何が
出来よう。
因って、ドローンを早期発見したければ、より遠方で飛行している
ドローンの羽音を判定を出来なければならない訳だが、実際には
都市部などでは騒音が酷く、遠方を飛行するドローンの羽音を
拾う事など、現実不可能なのではないのだろうか?
それから・・・妨害電波を発射する事で、侵入したドローンを
強制的に墜落させるとか、捕獲ドローンなどの考え方も有る様だが、
侵入したドローンが呑気にホバーリングしている訳ではないと思うので、
これらの技術も不可能に近いと思われる。
仮に100歩譲ってそれが可能だとしても、墜落させた先に
人が居る可能性を否定できず、墜落させた事で通行人等に怪我をさせたり、
死亡事故が発生したら、大問題に発展する事は必至で、その場合に責任は
誰がとるのか・・・と言った、新たな問題も浮上する。
ほんの少し考察しただけで、上記の様な問題があると考える訳だが、
皆さんは、如何お考えだろうか?
企てた場合を想定し、その対策として、予め敷地内?に設置した
各種センサーを使って、最大、半径150m程度で飛行している
ドローン(マルチコプタ)のプロペラ音を感知して、データベース
から機種や使用者(操縦者)の特定?を行える技術を開発した事を
お伝えした。
ニュース映像では、至近距離でホバーリングしている、DJI製の
ファントムから発せられるプロペラ音から、検証を行っていた様
だったが、その技術とやらは、本当に実現可能で実効性がある事
なのだろうか?
聞くところによると、その警備会社ではドローンを脅威と
みなしている様で、今回はその対策の一環なのだそうだ。
事の発端は、やはり首相官邸へのドローン落下事件で、それを受け
ドローン対策への取り組みをスタートする事にしたと言う。
それらを想定して、早期発見を行い被害拡大を防止したい
考えの様だが・・・本当に実効性をもってそんな事が
可能なのか?
ここで私の浅知恵をもって、その技術を検証してみたいと思う。
先ず初めに、ドローンの侵入を早期に検知・識別する為に、
予め設置した、音響センサー・画像センサー等を組み合わせて
リスク分析を行い、関係者や関係機関に通報するというのだが
・・・。
ここで問題となるのは、ドローンに侵入された場合の時間的要因
であり、実際には極めて余裕が無い状況が存在する事である。
如何いう事かと言うと・・・例えば時速40kmでドローンが
侵入して来た場合を想定すると、計算上では、150mの距離を
僅か14秒弱で飛行する事になる。
恐らく、この短い時間で全てを解析する事など困難だと考えるし、
仮にその解析が出来たと仮定した場合でも、関係者や関係機関に
通報したり、関係者が現場に駆けつけたりする事は、かなり
無理がある様に思える。
要は・・・ドローンの侵入を検知して、コントロールセンターから
指令が出される頃には・・・全てが終わっている・・・と言う、
事にはならないのだろうか・?
また、IT機器を装備した警備員がリスクに応じた対応を実施する
ともあるが・・・そもそも現場に辿りつけない警備員に、一体何が
出来よう。
因って、ドローンを早期発見したければ、より遠方で飛行している
ドローンの羽音を判定を出来なければならない訳だが、実際には
都市部などでは騒音が酷く、遠方を飛行するドローンの羽音を
拾う事など、現実不可能なのではないのだろうか?
それから・・・妨害電波を発射する事で、侵入したドローンを
強制的に墜落させるとか、捕獲ドローンなどの考え方も有る様だが、
侵入したドローンが呑気にホバーリングしている訳ではないと思うので、
これらの技術も不可能に近いと思われる。
仮に100歩譲ってそれが可能だとしても、墜落させた先に
人が居る可能性を否定できず、墜落させた事で通行人等に怪我をさせたり、
死亡事故が発生したら、大問題に発展する事は必至で、その場合に責任は
誰がとるのか・・・と言った、新たな問題も浮上する。
ほんの少し考察しただけで、上記の様な問題があると考える訳だが、
皆さんは、如何お考えだろうか?
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