先輩が、雪の中を・・・・遠路遥々やって来た。
急ぐ用事でもないし、今年は雪が多いのだから・・・少し暖かくなってからにした方が良いのではないか?と、
事前に先輩には連絡したのだが・・・・返事は・・・予定通り行くと言って・・・雪の中を来社された。
本音はどうも・・・一緒に一杯やりたかった・・・らしい。
その事に関して言えば・・・先日の電話で私も誘ったし、大賛成ではあったのだが・・・道路事情を考慮すると、
少しリスクが少し大きい気がしたのだ。
本当の目的である・・・楽しみな宴会は・・・夜迄お預け。
先に、序での目的?・・・実は、本来の目的なのだが・・・それを先に済ませた。
その後、雑談の中で・・・なんかの話から・・・以前納品したキャリバーGSの話になったのである。
そのキャリバー・・・弊社が修理をする前は、調子が悪いからと言って・・・その会社の倉庫の片隅に、
捨て置かれた様な状態で・・・保管されていたそうなのだが、それが・・・弊社でオーバーホールしてからは・・・
嘘の様に良く飛んで、かなりの数の現場で活躍したらしい。
先輩から、キャリバーのそんな話を聞いている時に・・・少し気になる・・・と言うか、
なんか・・・少し引っかかる話を聞いた。
本人は・・・何気なく話していた様だったが・・・私は、少し気にかかるから実際に飛ばしてみよう・・・と、
先輩に提案した。
しかし・・・外を見ると・・・雪がふっている・・・この天候で飛行させるのは・・・流石に迷ったのだが・・・。
しかし、雪が降っているからと言って・・・私の信条からして、不安要素を取り除かないままでは、
先輩を帰せないし・・・又、帰す訳には行かない。
そんな訳で、厳寒の雪降りの中・・・テストフライトと相成ったのである。
傘を差しながら・・・先輩と弊社のG君が、GPSが受信出来るのを待つ。
GPSが受信出来たので、まず・・・先輩に、フライトをして頂いた・・・。
しかし、なんだかエンジンの音が・・・オカシイ。
そこで先輩に・・・一度着陸して頂く様に指示をして、キャブ調整を試みた。
その理由は・・・混合気が明らかに薄い兆候が出ていたからなのだが・・・。
通常、弊社が位置する標高630mよりも、遥かに低い所で飛行している機体のキャブセットが、
この地でフライトさせた時に混合比が薄くなるなんて事は、あり得ないのである。
キャブ調整した後・・・今度は、私が代わって飛行させた。
その後・・・2回、3回とキャブ調整を行って、かなり症状は改善した・・・
しかし、まだエンジンは、到底満足出来る域に達しない。
こんな筈は無い・・・何か・・・変だ。
そうこうしている内に、雪の降り方もだんだんと凄くなってきたので、一度弊社工場へ戻って・・・
細部の点検をする事にした。
先ず・・・マフラーを外して・・・排気ポートから、吸気側のシリンダー内部の様子や、ピストンの様子を確認した。
続いて、キャブレターを外して、排気側のシリンダー内部の様子や、ピストンの様子を確認した。
シリンダー内部には、希薄燃焼させた為に発生したと思われる、多少の傷は認められるモノの・・・
エンジン本体には、その原因となる様な致命的な原因は、見つからなかったのである。
そこで、マフラーを調べたのだが・・・・原因は・・・そこに有った。
なんと・・・マフラーの排気口に取り付けてあった、某メーカーのゴム製排気パイプが排気熱で溶けて穴を塞ぎ、
排気がスムースに出来ない状態になっていたのである。
完全に・・・糞詰まり状態だった訳だ。
流石に、これには驚いた・・・何と、僅か3mm程度の穴しか開いていなかったのだ。
原因は・・・取り敢えず特定できた・・・しかし、その時既に辺りは暗くなり始めていたのである。
この状況では、フライトテストも出来ないので、先輩には新しいマフラーを持って帰って頂き、
後日、マフラーを交換した上で、テストをして欲しいとお願いした。
今日、その先輩から・・・マフラーを替えたら・・・すごく調子が良いとの電話が有った。
極寒の吹雪の中・・・意を決してフライトさせた甲斐があったと言うものだ。
機体のコンディションは、少しずつ変化するモノである。
例え・・・毎日使用していたとしても、その変化があまりにも僅かな為に、その異変に気が付かない事が多い。
ラジコンヘリコプタで空撮を行っている方は、常にそれらの異変に気を配り、
例え僅かな異変でも・・・発見した時は、原因を究明してから使用して欲しいと思う。
又、日頃のメンテナンスを徹底し、間違っても・・・ま、良いか・・・は、厳禁ですので・・・
妥協する事無く、くれぐれも安全運航に努めましょう。
やはり・・・安全第一ですからね。
急ぐ用事でもないし、今年は雪が多いのだから・・・少し暖かくなってからにした方が良いのではないか?と、
事前に先輩には連絡したのだが・・・・返事は・・・予定通り行くと言って・・・雪の中を来社された。
本音はどうも・・・一緒に一杯やりたかった・・・らしい。
その事に関して言えば・・・先日の電話で私も誘ったし、大賛成ではあったのだが・・・道路事情を考慮すると、
少しリスクが少し大きい気がしたのだ。
本当の目的である・・・楽しみな宴会は・・・夜迄お預け。
先に、序での目的?・・・実は、本来の目的なのだが・・・それを先に済ませた。
その後、雑談の中で・・・なんかの話から・・・以前納品したキャリバーGSの話になったのである。
そのキャリバー・・・弊社が修理をする前は、調子が悪いからと言って・・・その会社の倉庫の片隅に、
捨て置かれた様な状態で・・・保管されていたそうなのだが、それが・・・弊社でオーバーホールしてからは・・・
嘘の様に良く飛んで、かなりの数の現場で活躍したらしい。
先輩から、キャリバーのそんな話を聞いている時に・・・少し気になる・・・と言うか、
なんか・・・少し引っかかる話を聞いた。
本人は・・・何気なく話していた様だったが・・・私は、少し気にかかるから実際に飛ばしてみよう・・・と、
先輩に提案した。
しかし・・・外を見ると・・・雪がふっている・・・この天候で飛行させるのは・・・流石に迷ったのだが・・・。
しかし、雪が降っているからと言って・・・私の信条からして、不安要素を取り除かないままでは、
先輩を帰せないし・・・又、帰す訳には行かない。
そんな訳で、厳寒の雪降りの中・・・テストフライトと相成ったのである。
傘を差しながら・・・先輩と弊社のG君が、GPSが受信出来るのを待つ。
GPSが受信出来たので、まず・・・先輩に、フライトをして頂いた・・・。
しかし、なんだかエンジンの音が・・・オカシイ。
そこで先輩に・・・一度着陸して頂く様に指示をして、キャブ調整を試みた。
その理由は・・・混合気が明らかに薄い兆候が出ていたからなのだが・・・。
通常、弊社が位置する標高630mよりも、遥かに低い所で飛行している機体のキャブセットが、
この地でフライトさせた時に混合比が薄くなるなんて事は、あり得ないのである。
キャブ調整した後・・・今度は、私が代わって飛行させた。
その後・・・2回、3回とキャブ調整を行って、かなり症状は改善した・・・
しかし、まだエンジンは、到底満足出来る域に達しない。
こんな筈は無い・・・何か・・・変だ。
そうこうしている内に、雪の降り方もだんだんと凄くなってきたので、一度弊社工場へ戻って・・・
細部の点検をする事にした。
先ず・・・マフラーを外して・・・排気ポートから、吸気側のシリンダー内部の様子や、ピストンの様子を確認した。
続いて、キャブレターを外して、排気側のシリンダー内部の様子や、ピストンの様子を確認した。
シリンダー内部には、希薄燃焼させた為に発生したと思われる、多少の傷は認められるモノの・・・
エンジン本体には、その原因となる様な致命的な原因は、見つからなかったのである。
そこで、マフラーを調べたのだが・・・・原因は・・・そこに有った。
なんと・・・マフラーの排気口に取り付けてあった、某メーカーのゴム製排気パイプが排気熱で溶けて穴を塞ぎ、
排気がスムースに出来ない状態になっていたのである。
完全に・・・糞詰まり状態だった訳だ。
流石に、これには驚いた・・・何と、僅か3mm程度の穴しか開いていなかったのだ。
原因は・・・取り敢えず特定できた・・・しかし、その時既に辺りは暗くなり始めていたのである。
この状況では、フライトテストも出来ないので、先輩には新しいマフラーを持って帰って頂き、
後日、マフラーを交換した上で、テストをして欲しいとお願いした。
今日、その先輩から・・・マフラーを替えたら・・・すごく調子が良いとの電話が有った。
極寒の吹雪の中・・・意を決してフライトさせた甲斐があったと言うものだ。
機体のコンディションは、少しずつ変化するモノである。
例え・・・毎日使用していたとしても、その変化があまりにも僅かな為に、その異変に気が付かない事が多い。
ラジコンヘリコプタで空撮を行っている方は、常にそれらの異変に気を配り、
例え僅かな異変でも・・・発見した時は、原因を究明してから使用して欲しいと思う。
又、日頃のメンテナンスを徹底し、間違っても・・・ま、良いか・・・は、厳禁ですので・・・
妥協する事無く、くれぐれも安全運航に努めましょう。
やはり・・・安全第一ですからね。
私も気をつけます。