弊社では数年前にゼノアの26ccエンジンの排気量を・・・28.5ccに上げる事に成功した。
巷では・・・29ccと言われているエンジンの事だ。
実際に数々のテストを経て、そのデータと共に数社の空撮業者にも供給してきた実績もある。
処が最近・・・ただパワーが向上する・・・との理由だけで、どうも間違った
使い方をしているケースが、散見される様になってきた。
それらは・・・理詰めで考えれば・・・間違った方向性だと、直ぐに判る事だと思うのだが・・・
可笑しな使い方をした結果・・・様々な不具合が出る。
それが恰も・・・エンジン自体に問題がある事の様に論じられる可能性もある。
しかし・・・使用を限定したエンジンである事は、間違いない。
特殊なエンジン故・・・使い方にも、当然注意すべき事がある。
そこで・・・それらのハイパワーエンジンを適切に運用する為に、少し考えて見たい。
そもそも・・・何故、エンジンの出力を向上させなければならなかったのか?・・・と、
言う事だが・・・
ここから書き込む内容は、あくまでも弊社の経験則から推論し、それを元に数々のテストを
行なって来た結果である。
しかし・・・もしかしたら別の切り口からテストした、もっと他の革新的な結果があるのかも?
知れない事を・・・予めお断りしておきたい。
先ず・・・最初に現在市販されている26ccクラスのガソリンエンジン搭載機の、
エンジンパフォーマンスに付いて、その現状を考察して見よう。
元々このクラス・・・23ccのエンジンが搭載されていた。
確かに・・・その時は、エンジンのパフォーマンスが低く、パワー不足を感じた。
そこで弊社では、その時点では市場に存在しなかった、11Tのピニオンギヤを試作して
最適なエンジン回転域でホバーリング出来る様にした。
これを限定的に販売して、好評を得た。
記憶が定かではないが・・・TSKやカルトとかの機体メーカーが・・・まだ存在していた頃の話で、
10年以上前の事だと思う。
その事が原因かどうかは定かではないが?・・・このギヤ比・・・現在このクラスの
トレンドになっている。
処が・・・その数年後、エンジンの排気量が上がり、現在の26ccのエンジンに
換装されてからは、パワー的にかなり向上した。
パーワーが向上したのは良かったのだが・・・ペイロードを掛けない無負荷の状態では、
暴れないように躾(調整)をする必要があった。
この時の、ホバーリング時のキャブ開度は・・・約38%~43%程度である。
(設定回転数により異なる)
これ以下のキャブ開度で使用する事は・・・色々なリスクが増大してお勧め出来ない。
では何故・・・機体が暴れる程のパワーが有るのに、更に排気量を上げる必要が有ったのか?
と、言う事だが・・・その辺を、少し解説する。
ノーマルの状態でペイロードを掛けずに運用する場合は、パワー不足など微塵も感じさせないし、
その状態でも、標高600m時に於いて、7400gのペイロードを掛けて運用した実績がある。
それなら・・・尚の事、エンジンの排気量を上げる必要など無いではないか?
全く・・・その通りである。
ノーマルで運用する場合は、純正の26ccエンジンで使用するのがベストで、
それ以上のパワーなど・・・必要ないのである。
そればかりでは無く・・・現状以上パワーを上げた場合には、GSR260の場合に限って言えば、
ノーマルの状態では・・・機体強度が足りなくなってしまい、パーツの破損が多発するので注意が必要だ。
この様にエンジンのパワーを上げる事で、機体の強度バランスが崩れてしまい、機体の性能を
向上させる心算が、実際には機体の性能を下げたり、耐久性を下げてしまったりする事も多いのである。
勿論・・・現在販売されている260Zでは・・・その辺が随分改善されているとは思うのだが・・・
但し・・・その分、随分重くなってしまって残念だ。
キャリバーZGの場合は・・・2段減速を行なっているので、一見ギヤトレインは
貧弱(K社長・・・勝手なコメントで失礼します)に見えるのだが・・・意外にも
強度は保たれている様で・・・ギヤの欠損等は無い様だ。
それでは何故そんなリスクを抱えてまで・・・エンジンの排気量を上げなければならなかったのか?
と、言う事だが・・・
それは・・・明日の投稿で。
巷では・・・29ccと言われているエンジンの事だ。
実際に数々のテストを経て、そのデータと共に数社の空撮業者にも供給してきた実績もある。
処が最近・・・ただパワーが向上する・・・との理由だけで、どうも間違った
使い方をしているケースが、散見される様になってきた。
それらは・・・理詰めで考えれば・・・間違った方向性だと、直ぐに判る事だと思うのだが・・・
可笑しな使い方をした結果・・・様々な不具合が出る。
それが恰も・・・エンジン自体に問題がある事の様に論じられる可能性もある。
しかし・・・使用を限定したエンジンである事は、間違いない。
特殊なエンジン故・・・使い方にも、当然注意すべき事がある。
そこで・・・それらのハイパワーエンジンを適切に運用する為に、少し考えて見たい。
そもそも・・・何故、エンジンの出力を向上させなければならなかったのか?・・・と、
言う事だが・・・
ここから書き込む内容は、あくまでも弊社の経験則から推論し、それを元に数々のテストを
行なって来た結果である。
しかし・・・もしかしたら別の切り口からテストした、もっと他の革新的な結果があるのかも?
知れない事を・・・予めお断りしておきたい。
先ず・・・最初に現在市販されている26ccクラスのガソリンエンジン搭載機の、
エンジンパフォーマンスに付いて、その現状を考察して見よう。
元々このクラス・・・23ccのエンジンが搭載されていた。
確かに・・・その時は、エンジンのパフォーマンスが低く、パワー不足を感じた。
そこで弊社では、その時点では市場に存在しなかった、11Tのピニオンギヤを試作して
最適なエンジン回転域でホバーリング出来る様にした。
これを限定的に販売して、好評を得た。
記憶が定かではないが・・・TSKやカルトとかの機体メーカーが・・・まだ存在していた頃の話で、
10年以上前の事だと思う。
その事が原因かどうかは定かではないが?・・・このギヤ比・・・現在このクラスの
トレンドになっている。
処が・・・その数年後、エンジンの排気量が上がり、現在の26ccのエンジンに
換装されてからは、パワー的にかなり向上した。
パーワーが向上したのは良かったのだが・・・ペイロードを掛けない無負荷の状態では、
暴れないように躾(調整)をする必要があった。
この時の、ホバーリング時のキャブ開度は・・・約38%~43%程度である。
(設定回転数により異なる)
これ以下のキャブ開度で使用する事は・・・色々なリスクが増大してお勧め出来ない。
では何故・・・機体が暴れる程のパワーが有るのに、更に排気量を上げる必要が有ったのか?
と、言う事だが・・・その辺を、少し解説する。
ノーマルの状態でペイロードを掛けずに運用する場合は、パワー不足など微塵も感じさせないし、
その状態でも、標高600m時に於いて、7400gのペイロードを掛けて運用した実績がある。
それなら・・・尚の事、エンジンの排気量を上げる必要など無いではないか?
全く・・・その通りである。
ノーマルで運用する場合は、純正の26ccエンジンで使用するのがベストで、
それ以上のパワーなど・・・必要ないのである。
そればかりでは無く・・・現状以上パワーを上げた場合には、GSR260の場合に限って言えば、
ノーマルの状態では・・・機体強度が足りなくなってしまい、パーツの破損が多発するので注意が必要だ。
この様にエンジンのパワーを上げる事で、機体の強度バランスが崩れてしまい、機体の性能を
向上させる心算が、実際には機体の性能を下げたり、耐久性を下げてしまったりする事も多いのである。
勿論・・・現在販売されている260Zでは・・・その辺が随分改善されているとは思うのだが・・・
但し・・・その分、随分重くなってしまって残念だ。
キャリバーZGの場合は・・・2段減速を行なっているので、一見ギヤトレインは
貧弱(K社長・・・勝手なコメントで失礼します)に見えるのだが・・・意外にも
強度は保たれている様で・・・ギヤの欠損等は無い様だ。
それでは何故そんなリスクを抱えてまで・・・エンジンの排気量を上げなければならなかったのか?
と、言う事だが・・・
それは・・・明日の投稿で。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます